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台風5号 離れていても暖湿流が続く 九州や四国は局地的に激しい雨

2022/07/31 10:43 ウェザーニュース

7月31日(日)9時現在、台風5号(ソングダー)は黄海を西北西にゆっくり進んでいます。

日本からは離れているものの、台風に向かって南からは暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいます。九州や四国の太平洋側では、局地的に強まる雨や風に注意が必要です。
» 台風ピンポイント影響予測

▼台風5号 7月31日(日)9時現在
 中心位置   黄海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西北西 ゆっくり
 中心気圧   996 hPa
 最大風速   18 m/s
 最大瞬間風速 25 m/s
» 最新の台風5号情報

九州や四国は激しい雨に警戒を

31日(日)15時雨雲の予想
暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいる四国の太平洋側を中心に局地的な強雨が続いています。高知県佐川町では10時20分までの1時間に57.0mmの非常に激しい雨を観測しました。高知県中部や徳島県南部には大雨警報が発表中です。

午後はだんだんと湿った空気の流れ込みが弱まるものの、九州や四国を中心に雨の降りやすい状態が続きます。これまでの雨で土の中の水分量が多くなっているところもあるため、引き続き災害の発生に警戒してください。

また、台風の外側を取り巻く雲の帯や、南西諸島付近を北上中の別の熱帯低気圧の影響で、沖縄本島や奄美、長崎県・五島列島も断続的な激しい雨や大雨に警戒が必要です。

短時間の激しい雨による道路冠水や河川・用水路の増水などに警戒をしてください。
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8月早々に北日本で大雨のおそれ

8月2日(火)21時までの12時間予想降水量
台風5号は黄海で勢力を弱めて熱帯低気圧に変わる見通しです。台風の持ち込んだ湿った空気の影響で朝鮮半島から日本海で前線の活動が活発になり、明日8月1日(月)~3日(水)にかけて北日本などで大雨となるおそれがあります。

まだ予測の不確実性が大きい状況ですが、場合によっては災害が発生するような雨となる可能性もあるため、台風が熱帯低気圧に変わった後も雨の情報に注意してください。

北日本以外の地域も湿った空気の影響によって、ゲリラ雷雨や夕立などで天気の急変する可能性があるため注意が必要です。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風5号の名前「ソングダー(Songda)」はベトナムが提案した名称で、北西ベトナムにある川の名前からとられています。
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