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四国は台風5号に伴う暖湿流で猛烈な雨 道路冠水や土砂災害に警戒

2022/07/31 10:06 ウェザーニュース

今日31日(日)は台風5号が運び込む非常に湿った空気の影響で、四国を中心に局地的に雨雲が発達しています。道路冠水や河川・用水路の増水、土砂災害に警戒が必要です。

高知県ではすでに200mm近い雨

台風5号は黄海付近をゆっくりと北西に進んでおり、日本からは離れています。ただ、台風に向かって南からは暖かく湿った空気が次々と流れ込み、9時現在は四国太平洋側で特に雨雲が発達している状況です。

気象庁によると、高知県安芸郡東洋町付近では、8時までの1時間に140mmの雨が降ったとみられています。県内では仁淀川町・鳥形山や高岡郡・船戸など、24時間降水量が200mm近くに達しているところもあり、大雨による災害の発生に警戒が必要です。

また、同じく活発な雨雲が流れ込んでいる徳島県南部にも、先ほど土砂災害警戒情報が発表されました。
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午後も激しい雨や大雨に注意

31日(日)15時の雨雲の予想
湿った空気の流れ込みはだんだんと弱まるものの、夜にかけて続きます。四国太平洋側や九州は雨の降りやすい天気で、局地的な激しい雨に注意が必要です。いったん雨が小康状態になっても油断はできません。

また、南西諸島付近では別の熱帯低気圧が発生しており、今後東シナ海を北上する見込みです。沖縄本島や奄美群島、長崎県の五島列島を中心に大雨となるおそれがあります。風も強いため、横殴りの雨や飛来物に注意して荒天時の外出は控えるようにしてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
いちさん