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今夜「みずがめ座δ南流星群」の活動が極大に 観測チャンス

2022/07/30 11:41 ウェザーニュース

今日7月30日(土)夜、「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」が活動のピークを迎えます。

観測に適した時間帯は、放射点が高く昇る深夜〜明け方にかけて。今年は月明かりに邪魔をされずに観測が可能です。

例年さほど数多く見られる流星群ではありませんが、休日の夜空を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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みずがめ座δ南流星群の特徴

みずがめ座δ南流星群は、毎年7月中旬から8月中旬頃に活動し、活動のピークがなだらかな流星群です。前後の数日間は極大日と遜色がない程度の流星の出現が期待できます。極大日に観測が難しい方は、別の日にお楽しみください。

またこの時期には、やぎ座α流星群の活動もピークとなるほか、来月中旬にピークを迎えるペルセウス座流星群(三大流星群のひとつ)も活動が始まっています。夏休みの時期と相まって、星空観測が楽しい時期と言えそうです。

条件が良い所では1時間に15個ほど観測可能

みずがめ座δ南流星群の放射点は今夜20時すぎに東の空に昇ってきて、その頃から流星が流れ始めます。活動の極大時刻は21時頃と予測されていますが、日本では放射点が高く昇る深夜が観測のチャンスとなりそうです。流星は放射点付近だけでなく全天に流れますので、広く空を眺めるようにしましょう。

今年は極大日が新月に近く、月明かりの影響を受けないため比較的観測条件は良好です。

アストロアーツ社によると、他の流星群の流れ星も合わせると、周囲が暗く条件の良いところでは1時間に15個程度の流星の出現が期待出来ると予測されています。
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気になる天気は

30日(土)23時の天気分布予報
今日30日(土)の夜は東日本や北日本で観測のチャンスとなる所が多そうです。晴れていたらぜひ空を眺めてみてください。ただ、内陸の地域は夕立の雨雲が残ってしまう可能性があります。

また、西日本は太平洋側ほど湿った空気の影響を受けやすく、雲が厚くなる予想です。九州や四国の太平洋側、奄美では雨が降りそうです。沖縄も雲が多く、雲の隙間を探すことになりそうです。
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