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【夏休みの自由研究】夏空キャンバス おもしろ雲の要因は?

2022/07/24 15:13 ウェザーニュース

今日24日(日)は、低気圧や前線が離れ、関東から西日本の太平洋側は夏空が広がっている所が多くなっています。関東では青空をキャンバスになんだか芸術的な雲が目撃されています。また日本海側では秋のようなうろこ雲。夏休みの自由研究としてこの雲の要因について調べてみました。

凹凸のない白い雲

東京や横浜など、東京湾沿岸では凹凸感のない不思議な白い雲が浮かんでいます。こちらは、レンズ雲の一種と見られます。

上空の強風が原因

レンズ雲の仕組み
「レンズ雲」は上空の風が強いときに現れ、見た目にはその場に留まって浮かんでいるように見えるのが特徴です。レンズ状の形をしていることから「レンズ雲」と呼ばれ、上空の風が強く空気がある程度湿っている時に現れます。

上空の強い風が山にぶつかるとできることが多いのですが、今日の関東の上空では南西からの強い風が吹いており、箱根や丹沢あたりの山にぶつかった風でこの雲が形成されたと考えられます。
» 関東で出現したおもしろ雲

日本海側では秋の空?

一方、新潟など日本海側からはまるで秋の空のようなうろこ雲が見られています。うろこ雲(いわし雲)は、巻積雲(けんせきうん)の一種に分類されます。秋を代表する雲で上空5,000~13,000mの高い所に現れる雲です。

元気の無い太平洋高気圧が原因

今日は、まだ夏の高気圧が日本列島まで勢力を広げておらず東北から北陸にかけては弱い前線帯となっています。そのため空の高い所に雲が広がりやすく、その一部が秋を思わせるようなうろこ雲となって現れました。

おもしろい形の雲の裏には様々な気象要因があります。夏休みの自由研究でいろいろ集めて調べてみるのも楽しいかもしれません。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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