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夏のアウトドアではハチやアブに注意  寄せ付けないための服の色は?

2022/07/30 09:06 ウェザーニュース

夏休みとなり川遊びやキャンプ、登山などアウトドアで自然に親しむ機会が増えます。そこで、注意したいのはハチやアブの被害です。

ハチとアブの違いは?

「ハチやアブによる被害は、激しい痛みや腫れだけではありません。時にはアナフィラキシーショックになることもありますので、アウトドアでは注意しなければなりません」と虫ケア用品大手のアース製薬は呼びかけます。

そもそもハチとアブの被害はどう違うのでしょうか。

「ハチが尻の毒針で刺すのに対して、アブは口で皮膚を切り裂きます。実はハチとアブでは刺したり噛んだりする目的が異なり、対策も変わってきます」

詳しく教えていただきましょう。

ハチが刺すのは自衛手段

野山だけでなく住宅地でも見かけることのあるハチは、より身近な存在です。

「ハチは、アリに近縁の集団生活をする社会性のある昆虫です。人を好んで攻撃するわけではなく、危険を感じた時に自分たちの巣と女王、また自分自身を守るために攻撃してくるのです。

ミツバチは刺激を与えなければ攻撃はしてきません。1度刺すと死んでしまいます。しかしその時興奮物質を発散するため、集団で攻撃してくることがあります。スズメバチは1度刺しても死ぬわけではなく、何度も刺してきます」

ハチに刺されるとどうなるのでしょうか。

「痛みや発赤(ほっせき)が生じ、かゆみを伴う場合もあります。注意したいのはアナフィラキシーショックです。

ハチに刺されてしまったら、安全な場所で安静にしてきれいな水で洗い流して冷やし、様子を見ます。蕁麻疹(じんましん)や血圧低下、呼吸困難という全身症状が見られたら、直ぐに医療機関への搬送が必要です」

アブは人や動物を狙って来る!?

アブが人を噛むことがあるのは、なぜなのでしょうか。

「アブは、ハエの仲間です。種類によって異なりますが、吸血性のアブが人や動物を噛むのは、メスが吸血して産卵のために必要な栄養分を得るためです。吸血する対象も種類によって異なります。ハチと違って狙って来るというところがやっかいかもしれません。

吸血性のアブは血液を吸うために、鋭い口器で皮膚を切り裂きます。噛まれてしまった場合は、清潔な水で洗い流して冷やします。赤く腫れたり、激しい痛みやかゆみなど症状が出ますが、ひどい場合は医療機関を受診しましょう」

ハチやアブを寄せ付けないために

アブは、川や水田、沼などの湿地近くに多くが生息します。ハチは、民家の周囲から野山や森に広く生息します。

地域によっても異なりますがアブは6〜9月に被害が増加し、ハチは6〜10月に増加します。夏のアウトドアでのハチやアブ対策として次のことに注意しましょう。

(1)黒よりも、白っぽい服装で
黒色の服やバッグなどは避け、攻撃性の下がる白色や淡色の服を着て、白っぽい帽子も着用しましょう。

(2)肌の露出に注意
ハチやアブ以外に蚊やブユなどの被害に遭わないためにも、肌の露出に注意しましょう。

(3)アブ対策では虫よけ剤を使用
水辺などで肌を露出するときは、適用害虫に「アブ」の表記のある虫よけ剤を塗ります。

効果を発揮するためには、ムラなく塗ることが大切です。顔や首筋も、一度手のひらに取ってから丁寧に塗り広げます。日焼け止めを使用する場合は最後に虫よけ剤を塗ってください。

(4)ハチを刺激しない
思わぬ場所でハチが活動していたり巣を見つけてしまうこともあります。むやみに触れたり、木を揺らしたりするのは絶対に止めましょう。

また、香水や化粧品、整髪料などの人工的な強いニオイがハチを興奮させますので、ニオイの強いものを身に着けるのも控えてください。

(5)ハチが寄ってきたら静かに身を低くして離れる
ハチは大きな音や激しい動きに敏感です。ハチが近くに寄ってきたら、大きな声を出したり手で払ってしまうと攻撃されると感じてしまいますので、騒がずに身を低くしてゆっくり離れます。

(6)アブが寄ってきたら専用エアゾールで退治
アブが寄ってくる場合は、専用のエアゾールで退治しましょう。

アウトドアで川遊びやキャンプ、登山など、夏を思う存分楽しむためにも、ハチやアブの対策も忘れないようにしましょう。
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