ジェット気流が蛇行し暖気が流入
ヨーロッパ付近には勢力の強い高気圧、その西側の大西洋には上空に寒気を伴った低気圧、寒冷渦があります。上空を流れる強い西風のジェット気流は大きく北に蛇行し、ヨーロッパ全体が暖かな空気に覆われている状況です。ジェット気流が大きく蛇行しているため、天気の変化が非常に遅く、熱波が続いています。
19日(火)はジェット気流がさらに北に蛇行し、イギリス付近まで暖気が流れ込んでいます。上空1500mで20~24℃という、6月下旬に関東などを覆ったものと同じくらいの非常に暖かな空気です。
現地の気象当局によると、19日(火)12時50分に首都ロンドン近郊のヒースローで40.2℃を観測したとのことです(速報値)。イギリスで観測された過去最高気温は2019年の38.7℃ですので、今日の記録が確定すればイギリス国内での史上最高気温となります。
この後は気圧の谷が通過することで空気が入れ替わり、現地時間の20日(水)は最高気温が30℃に届かない予想です。
一方、スペインなど南欧ではしばらく続く予想となっています。
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19日(火)はジェット気流がさらに北に蛇行し、イギリス付近まで暖気が流れ込んでいます。上空1500mで20~24℃という、6月下旬に関東などを覆ったものと同じくらいの非常に暖かな空気です。
現地の気象当局によると、19日(火)12時50分に首都ロンドン近郊のヒースローで40.2℃を観測したとのことです(速報値)。イギリスで観測された過去最高気温は2019年の38.7℃ですので、今日の記録が確定すればイギリス国内での史上最高気温となります。
この後は気圧の谷が通過することで空気が入れ替わり、現地時間の20日(水)は最高気温が30℃に届かない予想です。
一方、スペインなど南欧ではしばらく続く予想となっています。
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北緯51度 北海道よりも北
今回40.2℃を観測したロンドン近郊のヒースローは、北緯51度よりも北に位置しています。東アジアにおいては北海道よりも北で、サハリンやカムチャツカ半島と同緯度ということになります。
イギリスは北大西洋海流と呼ばれる暖流の影響で、平均気温は東アジアの同緯度よりは暖かい地域ですが、今回の記録はこれまでに経験のない極端な暑さだったと言えます。
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イギリスは北大西洋海流と呼ばれる暖流の影響で、平均気温は東アジアの同緯度よりは暖かい地域ですが、今回の記録はこれまでに経験のない極端な暑さだったと言えます。
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