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九州や中国地方は大雨警戒 近畿や東海なども激しい雨のおそれ

2022/07/19 10:44 ウェザーニュース

今日19日(火)は、日本海の前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため九州北部や中国を中心に大雨になっています。

今夜にかけては激しい雨の範囲が広がり、九州南部や四国、近畿や東海などでも大雨による土砂災害や河川の氾濫等に警戒が必要です。

線状降水帯の発生も

9時までの1時間に大分県日田市椿ヶ鼻で50mm、長崎県大村で48.0mm、福岡県添田町英彦山で47.0mmなど観測しています。

ウェザーニュースアプリに届いたリポートでは、長崎県南島原市でまるで台風のような風雨となっています。
長崎県南島原市の様子(19日8時40分頃) ウェザーリポート

九州北部では線状降水帯も発生し、昨日から断続的に雷を伴った非常に激しい雨となっています。また、今朝からは中国でも雨が強まってきています。昨日からの総雨量が200mmを超える大雨となっているところもあり、各地に大雨警報や洪水警報が発表中です。

気象庁は、九州北部地方では午前中、九州南部では今日日中、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとの情報を発表しています。線状降水帯が形成されたり、雨雲が同じ場所にかかり続ける場合には、総雨量が300mm以上の危険な降り方の大雨になってもおかしくありません。

九州北部や中国では午後にかけても引き続き土砂災害や河川の氾濫などの災害発生に厳重な警戒が必要です。
» 雨雲レーダー

午後からは九州南部も大雨に

積算降水量の予想(局地的には300mm以上のおそれも)
この後は日本海の前線がゆっくり南下し、強い雨のエリアは南や東に広がる見込みです。九州南部では明日にかけて総雨量が200mm以上の大雨となるおそれがあり、土砂災害や河川の氾濫に警戒してください。

また、四国や近畿、東海でも激しい雨の降る所があるため、道路冠水や低い土地の浸水に注意が必要です。発達した雨雲の通過で急な激しい雷雨となる可能性もあり、屋外では雨雲の動きを随時ご確認ください。

線状降水帯発生の有無にかかわらず、低地の浸水や河川の増水・氾濫、土砂災害等に警戒してください。

自治体からの避難指示等に従い、土砂災害警戒区域や浸水想定区域などにお住まいの方はレベル5を待たずに安全な場所へ避難をするようにしてください。避難所までの経路の安全が確実でない場合は、自宅の中で斜面から離れた上の階で身の安全の確保をしてください。
» 大雨影響ピンポイント予測(会員限定)

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)青い空さん