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長崎・対馬に線状降水帯 連休明けの明日は九州各地で猛烈な雨に警戒

2022/07/18 16:16 ウェザーニュース

前線の活動が非常に活発で、長崎県対馬周辺では線状降水帯が形成されました。連休明けの明日19日(火)は前線が南下するため、九州本土で猛烈な雨の降るおそれがあり、厳重な警戒が必要です。

1時間に95mmの猛烈な雨を観測

朝鮮半島付近の低気圧から九州方面に前線が伸びており、そこに向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。15日(金)~16日(土)の大雨の時と比べて、暖湿流の流れ込む勢いが強く、それだけ雨雲が発生しやすい状況です。

長崎県対馬付近では発達した雨雲が東西の伸びて線状降水帯となり、気象庁は「顕著な大雨に関する全般気象情報」を発表しました。対馬市付近では15時までの1時間に解析雨量で約110mmの雨が降ったとみられるため、「記録的短時間大雨情報」も併せて出され、対馬市・美津島のアメダスでは15時20分までに95.0mmを観測しています。

対馬では今夜にかけて断続的に活発な雨雲が通過する見込みで、低地の浸水や河川の氾濫、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
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明日は九州本土でも線状降水帯発生か

19日(火)夜までの24時間予想積算雨量
明日19日(火)にかけては前線が南下傾向で、九州本土でも対馬と同じような大雨になる見込みです。特に湿った空気の影響を受けやすい九州の東シナ海側では局地的に猛烈な雨が降るおそれがあります。

低地の浸水や河川・用水路の増水、氾濫、土砂災害などが起きる危険性が高まりますので、警戒が必要です。雨雲の動きが遅くなったり、ほとんど停滞するような場合は、線状降水帯が形成され、1時間に100mm超の猛烈な雨や、総雨量が300mm以上の大雨になってもおかしくありません。

大雨災害に対して早めの警戒が必要です。早い所では夜明け前から雨が強まりますので、避難を検討する場合はできるだけ早めに判断を行ってください。

また、高知県の東部や和歌山県など、西南西の風が山にぶつかるような地域では、非常に激しい雨の降る所があるため、九州と同様に警戒が必要です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
21さん