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東海、近畿などに活発な雨雲 今夜は東北で再び強雨のおそれ

2022/07/16 17:26 ウェザーニュース

今日16日(日)午後も前線の周辺では雨雲が発達しやすく、東海や近畿などで雨が激しくなっています。この後は関東や北日本で雨の強まる可能性があり、特に大雨被害が出ている東北は新たな災害の発生に警戒が必要です。

中国や北陸でも雨雲が発達

前線に伴う活発な雨雲は東海や近畿に広がっています。前線から離れている中国や北陸など日本海側も、寒冷渦の影響で大気の状態が不安定になっており、午後になって雨雲が急発達してきました。

17時00分までの1時間には和歌山県串本市・潮岬で24.5mm、静岡県富士市で12.0mm、岡山県鏡野町・富で36.0mmの雨を観測。17時00分の時点で岡山県、島根県、和歌山県、静岡県、神奈川県、宮城県、岩手県に大雨警報が出ており、島根県、和歌山県、宮城県、岩手県には土砂災害警戒情報も発表中です。
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東北は今夜いっぱい新たな災害発生に警戒

17日(日)未明の雨雲の予想
夕方以降は上空の気圧の谷の動きによって、活発な雨雲は関東や北日本へと広がっていく見込みです。

関東は今夜にかけて発達した雨雲が通過して、激しい雨の降る可能性があります。三連休ということで車で移動中に雨が強まった場合は、アンダーパスなど道路冠水しやすい所の通行をできるだけ避けるようにしてください。

深夜から明日17日(日)朝にかけては東北の太平洋側で再び雨の強まるおそれがあります。これまでの雨ですでに浸水や土砂災害の被害の出ている所があり、少しの雨でも新たな災害につながるため厳重な警戒が必要です。
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明日は北海道で大雨に

17日(日)の予想天気図
明日17日(日)の日中は前線が北上して北海道に近づきます。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、特に道東の太平洋側で雨が強まる見込みです。

多い所では総雨量が100mmを超える可能性があり、北海道としてはかなりの大雨となります。道路冠水や河川の増水などに警戒をしてください。

また、日本海から進んでくる低気圧の影響で、東北や北陸では大気の状態が不安定になります。局地的に雨雲が発生して、雷を伴った激しい雨の降る所がありますので、天気の急変に注意が必要です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
Shinusさん