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関東から四国に雨雲の帯 50mm/h超の非常に激しい雨も

2022/07/16 11:23 ウェザーニュース

日本付近に停滞する前線に沿うような形で、関東から四国にかけて雨雲の帯が形成されています。1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降っている所があり、東海、関東では午後にかけて強雨のエリアが拡大する見込みです。

四国から東海で特に雨雲が発達

前線の南側には暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいて、雨雲の発達しやすい状況が続いています。四国から近畿、東海、関東にかけては雨雲が帯のように連なり、発達した雲が目立つようになってきました。

11時までの1時間には高知県仁淀川町・鳥形山で51.5mmの非常に激しい雨、三重県志摩市・阿児で32.5mm、静岡県磐田市で38.5mmの激しい雨を観測しています。

午後は東海や関東に雨の中心が移り、激しい雨の降るおそれがありますので、道路冠水や河川の急な増水などに警戒が必要です。
» 最新の雨雲レーダー

東北は岩手県が雨の中心に

土砂災害危険度マップ
東北地方の太平洋側にかかっている活発な雲はゆっくりと北上しており、雨の中心は宮城県から岩手県へと移ってきました。1時間に10~20mm程度と、雨の勢いはそこまでではないものの、昨夜からの雨量がかさんでいるため、土砂災害の危険度は高い状況です。

11時時点で宮城県と岩手県に大雨警報や洪水警報、土砂災害警戒情報が発表されています。宮城県内では幾分、雨が落ち着いているものの、引き続き急な斜面や増水した川など危険な所に近づかないでください。
» 現在の土砂災害危険度を確認

また、今夜遅くから明日17日(日)の朝にかけては次の活発な雨雲が通過する見込みで、新たな災害につながるおそれがあります。少なくとも今夜いっぱいは厳重な警戒が必要です。
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