基準値に比べて海面水温は引き続き低い
6月の南米沖・エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に比べて0.7℃低くなりました。海洋表層の水温は西部から中部で平年より高くなっています。
また、日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年よりも強く、このような大気と海洋の状態はラニーニャ現象が継続していることを示しています。
また、日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年よりも強く、このような大気と海洋の状態はラニーニャ現象が継続していることを示しています。
秋までラニーニャ現象が続く確率は上昇
太平洋赤道域の西部に見られる海洋表層の暖水は引き続き東に進み、太平洋赤道域東部の海面水温がやや上昇する見通しです。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、貿易風が強い状態が続くことなどから、エルニーニョ監視海域の海面水温が、基準値よりも低いもしくは基準値に近い値で推移すると予測されています。
前回までの予測に比べてラニーニャ現象が続く可能性が高まり、秋の終わりまで継続する確率は60%です。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、貿易風が強い状態が続くことなどから、エルニーニョ監視海域の海面水温が、基準値よりも低いもしくは基準値に近い値で推移すると予測されています。
前回までの予測に比べてラニーニャ現象が続く可能性が高まり、秋の終わりまで継続する確率は60%です。
暑い時期が長期間にわたる可能性
ラニーニャ現象が継続した場合は太平洋高気圧の勢力が強まりやすく、先週発表の1か月予報では、8月上旬にかけての1か月の平均気温は全国的に平年より高い予想となっています。
また、その後もラニーニャ現象が継続することで、残暑が厳しくなる見込みです。この先1週間から10日ほどは高気圧の北への張り出しがまだ弱いものの、8月から9月にかけての平均で見た場合は気温が高い傾向が予想されます。
今年は梅雨明けの発表が早く、暑い時期が長期にわたる可能性がありますので、日々の体調管理をしっかりと行ってください。
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また、その後もラニーニャ現象が継続することで、残暑が厳しくなる見込みです。この先1週間から10日ほどは高気圧の北への張り出しがまだ弱いものの、8月から9月にかけての平均で見た場合は気温が高い傾向が予想されます。
今年は梅雨明けの発表が早く、暑い時期が長期にわたる可能性がありますので、日々の体調管理をしっかりと行ってください。
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参考資料など
気象庁より