低気圧は今日の昼前に関東の南東沖に達しています。朝までは東に時速30kmほどで進んでいましたが、次第に動きが遅くなり、明日7日(木)にかけてはほとんど停滞する見込みです。

千島付近に中心をもつ高気圧が南に勢力を広げて、低気圧の行く手を遮っているためです。これから週末にかけて高気圧の位置は大きく変わらないため、低気圧は東には進めません。停滞したまま勢力を弱め、9日(土)頃には高気圧の縁を吹く風によって、北上をはじめます。

9日(土)夜には東北の沖まで低気圧が北上し、10日(土)にかけては北海道方面に近づく予想となっています。低気圧の接近に伴って、東北や北海道には湿った空気が流れ込みやすくなり、雨雲の発達する所がある見込みです。

西から上空の気圧の谷が進んでくることが加わって、局地的に強い雨が降り、沿岸部では風の強まる可能性があります。低気圧の動きの予測に不確実性があるため、雨の強まるタイミングやエリアが変わってきますので、最新の情報をこまめにご確認ください。
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