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エリア毎のゲリラ豪雨傾向

ウェザーニューズ発表 ゲリラ豪雨傾向2022

2022/07/05 12:59 ウェザーニュース

エリア毎のゲリラ豪雨傾向を解説します。

北日本

発生ピークは7月下旬〜8月上旬と9月上旬

北日本のゲリラ豪雨の総発生回数は、約20,000回の予想です。14,016回発生した昨年と比べると、およそ1.2倍となる見込みです。発生ピークは7月下旬〜8月上旬と、9月上旬になるとみられます。

今年は高気圧の縁辺から流れ込む湿った空気や日中の昇温の影響で、太平洋側を中心にゲリラ豪雨の発生回数が多くなる見込みです。宮城県の発生回数は昨年比1.5倍の約1,200回、福島県は昨年比2.2倍の約5,400回を予想しています。

8月は湿った空気や日中の気温上昇により大気の状態が不安定になり、ゲリラ豪雨の発生回数が増えそうです。特に発生ピークとなる7月下旬〜8月上旬、9月上旬は天気の急変に十分ご注意ください。9月後半からは台風の影響を受ける可能性があるほか、次第に秋雨前線や移動性高気圧の影響を受けるため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

東日本

8月上旬以降は発生増加

東日本のゲリラ豪雨の総発生回数は、約25,000回の予想です。20,578回発生した昨年と比べると、およそ1.2倍となる見込みです。今年は8月からゲリラ豪雨が発生しやすくなり、特に8月上旬から9月上旬にかけてが多くなりそうです。

甲信、東海では昨年とほぼ同程度となりますが、関東では発生回数が多くなる見込みです。茨城県の発生回数は昨年比2.7倍の約2,000回、神奈川県は昨年比2.4倍の約800回に増加する予想です。東京都は約800回、愛知県は約1,000回となる見込みで昨年並の発生回数となりそうです。

8月は湿った空気や日中の気温上昇により大気の状態が不安定になり、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。特に発生ピークとなる8月上旬〜中旬は天気の急変に十分ご注意ください。9月後半からは台風の影響を受ける可能性があるほか、次第に秋雨前線や移動性高気圧の影響を受けるため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

西日本

8月上旬〜中旬が発生ピーク

西日本のゲリラ豪雨の総発生回数は、約40,000回の予想です。24,243回発生した昨年と比べると、およそ1.8倍に増加します。発生ピークは8月上旬〜中旬の見込みです。
九州や中国四国を中心にゲリラ豪雨の発生回数が多くなる見込みです。佐賀県の発生回数は昨年比3倍の約2,000回、大分県は昨年比2.7倍の約2,300回を予想しています。大阪府は約400回となる見込みで、昨年並の発生回数となりそうです。

8月は湿った空気や日中の気温上昇により大気の状態が不安定になり、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。特に発生ピークとなる8月上旬〜中旬は天気の急変に十分ご注意ください。

9月後半からは台風の影響を受ける可能性があるほか、次第に秋雨前線や移動性の高気圧の影響を受けるため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。
本傾向は、ウェザーニューズの長期予報と類似年の過去データを元に、統計的に算出したものです。
※発生回数は7月1日~9月30日の期間で算出しています

都道府県別ゲリラ豪雨傾向