特に高知県(62%)や愛媛県(57%)など、四国や九州では、すでにゴキブリに遭遇した割合が半数を超える地域も多く、西日本からゴキブリがどんどん活発になっています。
家庭の嫌われ者No.1のゴキブリについて、知っておくと必ず役に立つ驚くべき能力や繁殖力について、虫ケア用品最大手のアース製薬に教えていただきましょう。
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驚くべきゴキブリの能力
ゴキブリは、2億年前から存在していたといいます。ヒトの祖先がチンパンジーなどの祖先と枝分かれしたのが、700万〜600万年前くらいとされているのですから驚きです。様々な環境の変化に適応して生き抜いてきたゴキブリの能力とはどんなものなのでしょうか。
(1)新幹線並みのスピード!
ゴキブリが嫌われる原因に、カサカサと素早く動くことがあります。
「家庭でよくみかけるクロゴキブリは1秒で体長の50倍の距離を移動できるとされています。これは人間に置き換えると、新幹線並みのスピードとも言えるでしょう」
(2)1匹から500匹のゴキブリが?
「1匹見つけたら○匹いると疑え」と言われるように、ゴキブリの繁殖力は非常に高いです。
「クロゴキブリのメスは、一生に15〜20卵鞘(らんしょう)を産みます。卵鞘とは卵のケースのようなもので、1つの卵鞘に22〜28個の卵が納められています。1匹のメスから500匹程度のゴキブリが生まれる計算になります」
(3)パラグライダーのように飛べる
ゴキブリを叩こうとして、“飛んで逃げられた”経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
「ゴキブリの羽は飾りではなく、種類によって飛んだり滑空したりします。クロゴキブリは高いところからジャンプするようにして飛びたち、羽を広げて滑空します」
(4)狭い隙間に潜れる
「ゴキブリは、成虫でも5mmくらいの隙間から潜り抜けることができます。そのため、ほんの小さな隙間からでも、食べ物のある居心地のいい家の中に入って来ることができるのです」
(5)空腹、絶食に強い
「ゴキブリは水だけで1ヵ月も生きることができます。ゴキブリにとって、水1滴は人間にとってのビールジョッキ1杯、お菓子ひとかけらくらいもご馳走です」
(6)なんでも齧(かじ)る!
ゴキブリが被害を与えるのは食べ物や生ゴミだけではありません。
「噛む力が強く、壁紙や木材、皮革類なども食害します。文化財や電気製品などに被害をもたらし、ショートさせることもあります」
(7)寒さに強く越冬も可能!
年に数回産卵するゴキブリですが、寿命は意外に長いといいます。
「クロゴキブリの成虫で6〜7ヵ月です。ただし、寒い冬は成長を止めて休眠越冬することができます。また、現代の家は機密性が高く暖かいため、冬に潜んでいる成虫もいます」
前方を狙うべし!? ゴキブリの仕留め方
驚くような能力や繁殖力をもっているゴキブリですが、“性格は控えめ”だといいます。
「夜行性で、昼間は暗く狭いところに潜んでいます。ゴキブリから人を攻撃してくるということもありません。何かの拍子に人に向かって飛んできたり、部屋の中央に出てくることはありますが、それはゴキブリにとっても不測の事態です」
遭遇してしまったら、冷静に対処したいものです。
ゴキブリは、お尻の八の字状の“尾毛(びもう)”で風を感知して、素早く逃げます。ですから、ゴキブリの正面や前方を狙ってスプレーすると効果的です。新聞紙などで叩くときは、少しゆるめに巻いて接触面が大きくなるようにし、頭を狙います」
動かなくなったら、すみやかに始末します。
「動かなくても、気絶しているだけのことがあります。また、ゴキブリには病原菌が付着していることもあるので、仕留めたらきちんと処理します。ガムテープなどでくっつけて、ビニール袋に入れると簡単です」
ゴキブリを見ることなく始末したいなら、毒餌剤(どくじざい)が便利です。
「ゴキブリはあまり餌を見つけるのが上手くないので、毒餌剤はゴキブリが寄り付きそうな場所を狙って設置します。
冷蔵庫の下やシンク下、食器棚の引き出し、キッチンの水周りのほか、洗濯機の側、部屋の隅や狭い隙間などです。接触率を高めるため、毒餌剤はある程度の数が必要です(使用上の注意に従ってください)」
ゴキブリは高温多湿な環境を好むため、夏も油断できません。しっかり対策していきましょう。
» 詳しい天気をアプリで見る
「夜行性で、昼間は暗く狭いところに潜んでいます。ゴキブリから人を攻撃してくるということもありません。何かの拍子に人に向かって飛んできたり、部屋の中央に出てくることはありますが、それはゴキブリにとっても不測の事態です」
遭遇してしまったら、冷静に対処したいものです。
ゴキブリは、お尻の八の字状の“尾毛(びもう)”で風を感知して、素早く逃げます。ですから、ゴキブリの正面や前方を狙ってスプレーすると効果的です。新聞紙などで叩くときは、少しゆるめに巻いて接触面が大きくなるようにし、頭を狙います」
動かなくなったら、すみやかに始末します。
「動かなくても、気絶しているだけのことがあります。また、ゴキブリには病原菌が付着していることもあるので、仕留めたらきちんと処理します。ガムテープなどでくっつけて、ビニール袋に入れると簡単です」
ゴキブリを見ることなく始末したいなら、毒餌剤(どくじざい)が便利です。
「ゴキブリはあまり餌を見つけるのが上手くないので、毒餌剤はゴキブリが寄り付きそうな場所を狙って設置します。
冷蔵庫の下やシンク下、食器棚の引き出し、キッチンの水周りのほか、洗濯機の側、部屋の隅や狭い隙間などです。接触率を高めるため、毒餌剤はある程度の数が必要です(使用上の注意に従ってください)」
ゴキブリは高温多湿な環境を好むため、夏も油断できません。しっかり対策していきましょう。
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