熱帯低気圧は沖縄の南の海上で発生した後ゆっくり北上し、明後日には沖縄付近を通過する見込みです。その後は太平洋高気圧の縁を沿うような形で、九州の西の東シナ海を北上する予想となっています。

熱帯低気圧の北上とともに、九州や四国などの西日本には湿った空気が流れ込みやすくなり、週末は雨の範囲が広がっていくとみられます。特に太平洋側は活発な雨雲がかかって、強く降る所がある見込みです。

大雨のおそれがある一方で、梅雨期間の雨が少なかった四国などは恵みの雨に期待がかかります。

来週にかけて湿った空気の流れ込みやすい状況が続き、曇りや雨の範囲は西日本、東日本の各地に拡大していく見込みです。

現時点では、熱帯低気圧の動きや太平洋高気圧の勢力の予想に不確実性があり、雨の範囲は強さの見積もりは難しい状況になっています。それでも、ここ数日のように広範囲で夏空が広がって、猛烈な暑さに見舞われることはほとんどない見込みです。

最新の週間予報では西日本が3日(日)から、関東でも4日(月)から曇りや雨の日が続く予想となっています。暖かな空気は流れ込むものの、日差しはないため気温は上がらず、最高気温は30℃前後に落ち着く予想です。
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