今日30日(木)は埼玉県鳩山町の39.9℃を筆頭に、関東の広い範囲で猛暑日となり、東京都心で36.4℃、横浜市で36.1℃など6月としての最高気温を更新した所が多くなりました。

一方で、最高気温が最も低かったのは千葉県房総半島南部にある勝浦市です。最高気温は26.3℃と千葉県で最高の船橋市の37.1℃より10℃以上低く、28.0℃の栃木県奥日光、30.6℃の群馬県草津など北部の標高の高い地域よりも低い気温です。

その秘密は風にあります。勝浦では南からの風が一日を通して吹いていました。海は陸地に比べると温まりにくく6月のこの時期はそれほど高くない上、房総半島沖は平年に比べても低いくらいになっています。このため海からの風で気温が上がりにくくなりました。

明日7月1日(金)も気圧配置は大きく変わらず、千葉県勝浦市付近では海からの南寄りの風が吹くとみられます。朝の最低気温は21℃くらいまで下がり、晴れる昼間も最高気温は28℃の見込みです。

同様に海からの風が入りやすい、銚子市も29℃と30℃に届かない予想となっています。同じ千葉県内でも船橋市や茂原市、佐倉市などは軒並み猛暑日となって厳しい暑さです。もし暑さを避けるなら、太平洋を見に行くのが一番です。
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