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熱帯低気圧が発達 南シナ海で「台風3号」発生の可能性

2022/06/29 10:48 ウェザーニュース

6月29日(水)9時現在、南シナ海で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。

台風が発生すれば2か月ぶりで、台風3号と呼ばれることになります。

逆に、6月に台風が1つも発生しないまま月が変わると、2016年以来で6年ぶりです。

▼熱帯低気圧 6月29日(水)9時現在
 中心位置   南シナ海
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s
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南シナ海を北西に進み中国の華南へ

この熱帯低気圧は、この先発達して台風になる可能性が高くなっていますが、猛発達するほどの予測は出ていません。

熱帯低気圧を移動させる上空の風が弱いため、南シナ海をゆっくりと北西に進む予想で、7月3日(日)頃には中国の華南へ達する見通しです。

日本への影響はない見込みです。
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6月の平年の発生数は1.7個 6月に発生しなければ2016年以来

平年の台風発生数
2022年は4月に台風1号、台風2号が発生しましたが、それ以来台風は発生していません。台風が発生すれば2か月ぶりです。

6月の台風発生数の平年値は1.7個で、台風の発生が増え始める時期と言えます。近年は毎年1個以上の台風が発生していて、もしこのまま6月に台風が発生しなければ、2016年以来で6年ぶりになります。
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