わずか2週間の梅雨 平年の3分の1程度
今年の梅雨入りは平年よりやや遅いくらいだったのに対し、梅雨明けは記録的に早く、梅雨の期間は近畿・北陸・中国地方で14日間、四国地方で15日間、九州北部地方で17日間となりました。
本日梅雨明けの発表があった地域では、北陸以外では統計史上最も短い梅雨になりました。平年は1か月半程度の期間があるため、3分の1程度の長さといえます。
*梅雨の時期は速報値のため、秋に見直される可能性があります。
ウェザーニューズ予報センターの長期予報チームの解析によると、6月下旬になり南シナ海での対流活動が活発化することで、太平洋高気圧が次第に勢力を強め、日本列島を南東から覆い始めました。さらに7月のはじめにかけては上空の偏西風が日本付近で北に蛇行し、次第に上空の高い所の高気圧(チベット高気圧)も本州の真上で勢力を強めるとみられます。
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本日梅雨明けの発表があった地域では、北陸以外では統計史上最も短い梅雨になりました。平年は1か月半程度の期間があるため、3分の1程度の長さといえます。
*梅雨の時期は速報値のため、秋に見直される可能性があります。
ウェザーニューズ予報センターの長期予報チームの解析によると、6月下旬になり南シナ海での対流活動が活発化することで、太平洋高気圧が次第に勢力を強め、日本列島を南東から覆い始めました。さらに7月のはじめにかけては上空の偏西風が日本付近で北に蛇行し、次第に上空の高い所の高気圧(チベット高気圧)も本州の真上で勢力を強めるとみられます。
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7月は戻り梅雨のタイミングも
例年よりも早いタイミングで夏の暑さをもたらす高気圧の勢力が強まったことから、記録的に早い梅雨明けの発表となりました。
晴れて暑い期間が短ければ「梅雨の中休み」と判断されるものの、今年は少なくとも1週間程度は継続することや、広域で35℃を上回る猛暑日が予想されることなどから、「梅雨明け」と判断されたとみられます。
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ただ、7月上旬の半ばからは太平洋高気圧、チベット高気圧ともに張り出しが弱まる予想で、日本付近には暖かく湿った空気が流れ込みやすくなる見込みです。大気の状態が不安定になって局地的に雨の強まるおそれがあります。曇りや雨の日が増えて、「戻り梅雨」となるかもしれません。
晴れて暑い期間が短ければ「梅雨の中休み」と判断されるものの、今年は少なくとも1週間程度は継続することや、広域で35℃を上回る猛暑日が予想されることなどから、「梅雨明け」と判断されたとみられます。
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ただ、7月上旬の半ばからは太平洋高気圧、チベット高気圧ともに張り出しが弱まる予想で、日本付近には暖かく湿った空気が流れ込みやすくなる見込みです。大気の状態が不安定になって局地的に雨の強まるおそれがあります。曇りや雨の日が増えて、「戻り梅雨」となるかもしれません。
空梅雨傾向で水不足の懸念
その後、7月中旬以降は再び高気圧が勢力を盛り返し、東北も含めた広い範囲で本格的な夏空となる予想です。7月から8月にかけては全国的に気温が平年よりも高いとみられ、厳しい暑さが想定されます。いつもの年以上に、熱中症など暑さへの備えはしっかりと行ってください。
また、西日本では梅雨の期間の雨が少なく、高松では27.0mm、和歌山では33.5mm、広島では39.0mmと、1時間に降ってもおかしくない程度の雨量しか観測されませんでした。
この影響で、ダムの貯水率の低下している地域があります。7月上旬の戻り梅雨で雨があまり降らないと、水不足が懸念されますので、節水も気にしておくと良さそうです。
» 関連記事 ダムの貯水率低下
» 各地の梅雨入り 梅雨明け
また、西日本では梅雨の期間の雨が少なく、高松では27.0mm、和歌山では33.5mm、広島では39.0mmと、1時間に降ってもおかしくない程度の雨量しか観測されませんでした。
この影響で、ダムの貯水率の低下している地域があります。7月上旬の戻り梅雨で雨があまり降らないと、水不足が懸念されますので、節水も気にしておくと良さそうです。
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