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関東で今年初の熱中症警戒アラート 今日25日(土)対象

2022/06/25 07:56 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、今日25日(土)を対象とした熱中症警戒アラートを、茨城県、埼玉県、鳥取県、大分県と鹿児島県の奄美地方、沖縄県本島地方と八重山地方に発表しました。

茨城県、埼玉県、鳥取県、大分県では今年初めての発表となります。

対象エリアでは特に熱中症のリスクが高くなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

意識的に水分補給を

今日25日(土)の鳥取県や奄美地方、沖縄県はにわか雨の可能性はありますが、夏の日差しが届いて気温が上がります。高温多湿の空気が流れ込むため、不快な暑さとなる予想です。

<25日(土)の予想最高気温>
 水戸   36℃ 
 さいたま 36℃
 米子   34℃ 
 豊後高田 30℃
 名瀬   32℃
 石垣島  33℃
 与那国島 32℃

熱中症警戒アラートの対象地域では、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
» 1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
» 関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

熱中症予防のポイント

屋外では帽子や日傘を使う、水分をこまめに摂取する、日中の暑さを避けて活動する、といった基本的なことが大切です。また、室内で発症することも多いので、冷房を適切に使うなど、油断しないようにしましょう。

またマスク着用時は、熱がこもりやすい、気化熱による放熱が十分にされにくい、マスク内は湿度が高いためのどの渇きを感じにくく水分補給が不十分になりやすい等、特有の原因にも注意が必要です。密でなく、飛沫によるウイルス拡散リスクの低いような場所では、一時的にマスクを外す等行うようにしてください。

» 熱中症情報を詳しくアプリで見る

熱中症レーダーで暑さ指数をチェック

ウェザーニュースアプリのレーダータブから切り替え可能な「熱中症レーダー」では、暑さ指数(WBGT)を地図上で確認できます。(会員登録で24時間先までの予想も閲覧可能)

警戒(WBGT25℃〜)・厳重警戒(28℃〜)・危険(31℃〜)に加え、「熱中症警戒アラート」レベル(33℃〜)の4段階で表示され、その日の熱中症の危険度がひと目でわかります。

熱中症の危険性が非常に高い予報が出ている場合は、外出を避けて冷房の効いた涼しい室内で過ごすようにするなど、対策にお役立てください。
» アプリをダウンロードして見る

参考資料など

熱中症環境保健マニュアル2022