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ゴキブリが活発になる季節 遭遇しない家の5つの条件とは

2022/06/25 08:38 ウェザーニュース

蒸し暑くなり、ゴキブリと遭遇する機会が増える季節になりました。目にするたびに退治しているのに、なかなか根絶できない、なんてもことあると思います。

ゴキブリがいない家に暮らしたいと思うのですが、ゴキブリがいない家とはどんな家なのでしょうか。

ゴキブリが生存できる条件を断つ

「ゴキブリは、ジメジメと湿気があって、暖かく、陽の当たらない物陰で、餌のあるところが大好きです。ゴキブリがいない家にするためには、風通しがよくて、気温は低め、陽が当たって、乾いている広い環境を作るようにしましょう」というのは、30種100万匹のゴキブリを研究用に飼育しているアース製薬に教えていただきました。

ゴキブリがいない家は、まるで住宅展示場のモデルハウスのようですが、私たちの手が届く範囲で5つの条件をあげてもらいました。
「ゴキブリの生存に必要な餌と水を断つことです。また、ゴキブリは自分の背面と腹面がぴったりつくところが好きなので、家具や電気製品と壁・床の隙間に侵入できない工夫も大切です。宅配物の段ボールもストックせずにすぐに処分しましょう。」(アース製薬)

くん煙剤は時間をおいて2回使用

すでにゴキブリが出没している家では、くん煙剤を2回使用すると効果的だそうです。

「ゴキブリの卵は殺虫成分を通しにくい硬い殻に覆われているので、1度の使用で卵まで全滅させることは難しいため、2〜3週間後にもう1度使用することで殻から出てきた幼虫も駆除することができます」(アース製薬)

ゴキブリは家の内外を行き来している

家の中のゴキブリを全滅させても、近隣の家から侵入することがあります。

「ゴキブリの侵入を防ぐには、玄関口付近、窓際(エアコン室外機横)、ベランダ(プランター横)などに屋外用ゴキブリ毒餌剤を設置して、侵入前に駆除する方法がよいでしょう。特にマンションなど集合住宅では隣家から移ってくるリスクが高いので、ゴキブリの侵入を防ぐ対策が必要です」(アース製薬)

ゴキブリの天敵とは!?

ゴキブリの天敵を飼えばゴキブリがいない家は実現できるのでしょうか。

「肢の先まで入れた全長が10〜13cmの大型のアシダカグモはゴキブリを食べてくれます。また、ヤモリもゴキブリを食べてくれます。ただ、これらの害虫と同じ屋根の下で同居するのは嫌だという人も多いでしょう。」(アース製薬)

クモやヤモリが苦手な人にとっては、このような策は難しいため「ゴキブリがいない家」にするためには、日頃から5つの条件を守り、しっかりと対策をすることが近道といえそうです。

あなたの家を「ゴキブリがいない家」にして、この季節を過ごしたいものですね。
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