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梅雨時期に多い不調 むくみ解消など体をスッキリさせる食材とは

2022/06/22 09:15 ウェザーニュース

梅雨は体のダルさ、疲労感、イライラなどに悩まされることが増えます。こうした不調のもとになる“むくみ”を改善する食材について、源保堂鍼灸院の国際中医薬膳師・瀬戸佳子先生に教えていただきます。

湿気が不調の原因に

なぜ、梅雨どきは不調が多いのでしょうか。

「梅雨は湿度が高い時期ですが、私たちの体にも湿気が滞りがちになります。東洋医学では『湿邪(しつじゃ)』といい、むくみや体のダルさ、食欲不振などの原因となります」(瀬戸先生)

湿邪とは、東洋医学で病気を引き起こす原因とされる「邪気」の一つです。「湿」には、ネバネバしている、重いという性質があり、体に滞ることでさまざまな症状を招くとされています。さらに食生活の偏りも影響するといいます。

「蒸し暑いからといって、アイスやジュース、ビールなどの冷たいものをとりすぎてはいないでしょうか。胃腸が冷えて水分代謝が悪くなったり、体が冷えて発汗作用がにぶり、むくみやすくなります。甘いもの、刺身や生野菜なども、多すぎると胃腸を弱らせてしまいます。

胃腸が冷えて働きが悪くなると、体のなかに『湿』が滞りやすくなります。梅雨で体の外からもたらされる『湿邪』と重なることで、症状が悪化してしまうのです。むくみを解消するためには、次の3つのことが重要です」(瀬戸先生)

●胃腸の働きを高めて水分の代謝をよくすること
●利尿作用により余分な水分を排泄すること
●発汗により水分の代謝をよくすること
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むくみ解消に旬の食材と香辛料

むくみ解消に瀬戸先生がおすすめするのが、インゲンやキュウリ、トウモロコシなどの旬の食材です。

●豆類(インゲン、枝豆など):胃腸の働きを高めるとともに、利尿作用もある
●ウリ科のもの(キュウリ、スイカなど):熱中症予防と利尿作用
●トウモロコシ:胃腸の働きを高めるとともに、利尿作用もある
●香味野菜(パクチー、シソなど):発汗を促す
●香辛料(生姜、山椒、カレー粉など):発汗を促す

「この時季おいしくなるものには、薬膳でむくみ対策に役立つとされるものが多いです。カレー粉やしょうがなどの香辛料を合わせると効果的です。食欲増進効果、発汗作用が期待できます」(瀬戸先生)

旬の食材に香辛料を使った料理は、気持ちまで爽やかになりそうです。

「ただし、香辛料の使い過ぎには注意しましょう。胃が荒れたり、暑いときに熱がこもりやすくなったり、発汗し過ぎ、のぼせなどにつながることがあります。あくまで適量にとどめましょう。

むくみは、夏バテの原因にもなります。梅雨の間にしっかり対策をしておくことが、梅雨だけでなく夏を元気に乗り切るためにもとても大切です」(瀬戸先生)

不快な“むくみ”を解消して、少しでも気持ちよく梅雨時期をお過ごしください。
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