そもそも「夏至」って…
そもそも夏至はどんな日なのかを考えてみると、身近なところでは、
・昼間の長さが一年で最も長い日
・正午の影が一年で最も短くなる日
などが思いあたるでしょうか。
ちょっと難しい言葉を使うと、
・太陽の南中高度(一日の中で太陽が一番高くなるときの高さ)が一年で最も高い日
とも言われます。
» 関連記事 二十四節気「夏至」
・昼間の長さが一年で最も長い日
・正午の影が一年で最も短くなる日
などが思いあたるでしょうか。
ちょっと難しい言葉を使うと、
・太陽の南中高度(一日の中で太陽が一番高くなるときの高さ)が一年で最も高い日
とも言われます。
» 関連記事 二十四節気「夏至」
「夏至」と「冬至」の衛星画像
地球全体の衛星画像を見比べてみると、雲の様子は別の日なので違いがあるのですが、あまり変わらないように見えるかもしれません。
注目してほしいのは、「北極と南極の周辺」です。
注目してほしいのは、「北極と南極の周辺」です。
【北極】夏至はハッキリ、冬至は真っ暗
北極付近を拡大してみると、夏至の頃は、北極までハッキリと見える(太陽の光が当たっている)のに対し、冬至の頃は北極に近づくほど暗くなっていて、北極のあたりは真っ暗になっています。
これは、地球が少し傾いた状態で太陽の周りをまわっている(公転している)からです。
これは、地球が少し傾いた状態で太陽の周りをまわっている(公転している)からです。
夏と冬で太陽光の当たり方が違う
<北半球が夏至の時(上図の左側)>
北半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が見えている「白夜」、南極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」となります。
<北半球が冬至の時(上図の右側)>
南半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」、南極では一日中太陽が見えている「白夜」となります。
そのため、北半球が冬至の時は、衛星画像では北極付近が真っ暗になっていたのです。
衛星画像で見ても、夏至と冬至ではこんな違いを見ることができるのですね。
» 関連記事 江戸時代にも「サマータイム」 その仕組みとは?
» ウェザーニュース記事一覧
北半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が見えている「白夜」、南極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」となります。
<北半球が冬至の時(上図の右側)>
南半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」、南極では一日中太陽が見えている「白夜」となります。
そのため、北半球が冬至の時は、衛星画像では北極付近が真っ暗になっていたのです。
衛星画像で見ても、夏至と冬至ではこんな違いを見ることができるのですね。
» 関連記事 江戸時代にも「サマータイム」 その仕組みとは?
» ウェザーニュース記事一覧
参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構