過半数が部屋干し、うち6割が生乾き臭に悩む
部屋干しはどうしても洗濯物が乾きにくくニオイが付いてしまいがち。部屋のスペースもふさがれてしまうなど、雨のときは仕方がないとはいえ、できれば部屋干しは避けたいものです。
「パナソニックが20~60代の男女1101人に尋ねたところ、梅雨の時季・雨の日の洗濯物の干し方は部屋干しが57%と過半数を占めました。
また、洗濯物を部屋干ししたときに『困ったこと』で最も多かったのが、洗濯物のニオイ・生乾き臭(58%)で、乾きムラがある・乾かない(45%)、室内で邪魔になる(41%)と続きました」(福田さん)
「パナソニックが20~60代の男女1101人に尋ねたところ、梅雨の時季・雨の日の洗濯物の干し方は部屋干しが57%と過半数を占めました。
また、洗濯物を部屋干ししたときに『困ったこと』で最も多かったのが、洗濯物のニオイ・生乾き臭(58%)で、乾きムラがある・乾かない(45%)、室内で邪魔になる(41%)と続きました」(福田さん)
エアコンの前に干した洗濯物の下から扇風機の風を当てる
多くの人を悩ませる部屋干しですが、より効果的に洗濯物を乾かすには、どうすれば良いのでしょうか。
「部屋干しをする際の前提として、乾燥時に室内の空気環境を整えることが不可欠となります。洗濯物を早く乾かすには温度・湿度・空気の循環という3大条件を満たす必要があります。室温が低い・湿度が高すぎる・空気が流れていない場所では、部屋干しした洗濯物は乾きにくくなります。
湿度は50%以下が目安で低いほど乾きやすくなります。空気を循環させるには換気扇や扇風機を回すことも有効で、部屋の一部に湿気がたまることも防げます。雨の日など、室内よりも外のほうが湿度の低いときもありますので、雨が降り込まない程度に窓を開け、換気するのも良いでしょう」(福田さん)
湿度が高く日射しが弱まる雨の日には、温度よりも湿度や空気の流れをコントロールするのが現実的だそうです。
「エアコンの除湿モードを使うと、水分を含む空気を吸い込んで除湿するとともに、乾いた空気を部屋に送ってくれます。
その効果をよりアップさせるには、洗濯物はなるべくエアコンの近くに干すようにしましょう。また、エアコンの吸い込み口は機器の上部にあるので、エアコンの前に干した洗濯物の下から扇風機の風を当てると、除湿効果が高まります」(福田さん)
「部屋干しをする際の前提として、乾燥時に室内の空気環境を整えることが不可欠となります。洗濯物を早く乾かすには温度・湿度・空気の循環という3大条件を満たす必要があります。室温が低い・湿度が高すぎる・空気が流れていない場所では、部屋干しした洗濯物は乾きにくくなります。
湿度は50%以下が目安で低いほど乾きやすくなります。空気を循環させるには換気扇や扇風機を回すことも有効で、部屋の一部に湿気がたまることも防げます。雨の日など、室内よりも外のほうが湿度の低いときもありますので、雨が降り込まない程度に窓を開け、換気するのも良いでしょう」(福田さん)
湿度が高く日射しが弱まる雨の日には、温度よりも湿度や空気の流れをコントロールするのが現実的だそうです。
「エアコンの除湿モードを使うと、水分を含む空気を吸い込んで除湿するとともに、乾いた空気を部屋に送ってくれます。
その効果をよりアップさせるには、洗濯物はなるべくエアコンの近くに干すようにしましょう。また、エアコンの吸い込み口は機器の上部にあるので、エアコンの前に干した洗濯物の下から扇風機の風を当てると、除湿効果が高まります」(福田さん)
除湿機は洗濯物の直下に置くと効果的
除湿機の効果的な使用方法もあるそうです。
「エアコンの除湿機能でも同じことがいえますが、干すときに洗濯物同士を密着させ過ぎないことが、大切です。隙間を空けて除湿機から送られた風の通り道をつくるようにしてください。
ただし、風量が強すぎるとハンガーがずれて、洗濯物が1か所に片寄ってしまうことがあるので注意が必要です。
湿気は洗濯物の下にたまりやすいので、除湿機は洗濯物の直下に置くと効果的です。真下が無理な場合は、できるだけ干した場所の近くに置くようにしましょう。
除湿機にはコンプレッサー方式とデシカント方式の2つがあります。コンプレッサー方式は気温の高いときには除湿能力が高く消費電力も少ないのですが、気温が低くなると除湿能力が低下します。
デシカント方式は能力が気温に左右されにくいのですが、消費電力は多目です。両方の長所を備えたハイブリッド方式の除湿機もありますので、これから購入したいという方は、検討してみてください」(福田さん)
「エアコンの除湿機能でも同じことがいえますが、干すときに洗濯物同士を密着させ過ぎないことが、大切です。隙間を空けて除湿機から送られた風の通り道をつくるようにしてください。
ただし、風量が強すぎるとハンガーがずれて、洗濯物が1か所に片寄ってしまうことがあるので注意が必要です。
湿気は洗濯物の下にたまりやすいので、除湿機は洗濯物の直下に置くと効果的です。真下が無理な場合は、できるだけ干した場所の近くに置くようにしましょう。
除湿機にはコンプレッサー方式とデシカント方式の2つがあります。コンプレッサー方式は気温の高いときには除湿能力が高く消費電力も少ないのですが、気温が低くなると除湿能力が低下します。
デシカント方式は能力が気温に左右されにくいのですが、消費電力は多目です。両方の長所を備えたハイブリッド方式の除湿機もありますので、これから購入したいという方は、検討してみてください」(福田さん)
衣類別の干し方・乾かし方
洗濯物の種類に合わせて干し方を変えると、部屋干しの洗濯物をより効率良く乾かせるといいます。
「まず、除湿機の吹き出し口と洗濯物との間は40cmぐらい離して、風を幅広く当ててください。衣類別の干し方・乾かし方は次のとおりになります。
【量が多いときは】
風が通りやすいのでアーチ型に干し、乾きにくい下部分をめがけて風を送ります。
【バスタオルと衣服を一緒に乾かす】
風がまんべんなく当たるように、タオルは両端をずらして干します。
【ズボン、ジーンズ】
裏返して筒干しします。布が重なっているポケットも裏返せば空気に触れる面積が増えるので、速く乾きます。
【バスタオル】
囲み干しにします。完全に囲まず、空気が通る隙間ができるようにバスタオルを吊るしてください。
【ニット、セーター、カーディガン】
平干しネットを使うと良いでしょう。型崩れを防ぐためにネットで平干しし、下から風が当たるようにして乾かしまます。
【大きなシーツや毛布】
物干しざおを2本使い、M字干しにします。除湿機を真下に置いてシーツや毛布を揺らすようにして乾かすと、効率的に素早く乾かせます。
せっかく家庭に備えてあるエアコンや除湿機。雨が多い時期こそ、その機能を効果的に発揮させるチャンスです。部屋干しのデメリットを解消し、しっかり乾いた衣類で、雨がちの日々も快適に過ごしていきましょう。
>>外干しできるか「洗濯天気」でチェック
>>10日先までの詳しい天気をアプリで見る
「まず、除湿機の吹き出し口と洗濯物との間は40cmぐらい離して、風を幅広く当ててください。衣類別の干し方・乾かし方は次のとおりになります。
【量が多いときは】
風が通りやすいのでアーチ型に干し、乾きにくい下部分をめがけて風を送ります。
【バスタオルと衣服を一緒に乾かす】
風がまんべんなく当たるように、タオルは両端をずらして干します。
【ズボン、ジーンズ】
裏返して筒干しします。布が重なっているポケットも裏返せば空気に触れる面積が増えるので、速く乾きます。
【バスタオル】
囲み干しにします。完全に囲まず、空気が通る隙間ができるようにバスタオルを吊るしてください。
【ニット、セーター、カーディガン】
平干しネットを使うと良いでしょう。型崩れを防ぐためにネットで平干しし、下から風が当たるようにして乾かしまます。
【大きなシーツや毛布】
物干しざおを2本使い、M字干しにします。除湿機を真下に置いてシーツや毛布を揺らすようにして乾かすと、効率的に素早く乾かせます。
せっかく家庭に備えてあるエアコンや除湿機。雨が多い時期こそ、その機能を効果的に発揮させるチャンスです。部屋干しのデメリットを解消し、しっかり乾いた衣類で、雨がちの日々も快適に過ごしていきましょう。
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