国内:徳島県南部でM4.9の地震
17日(金)0時51分頃、徳島県南部を震源とするマグニチュード4.9、深さ45kmと推定される地震が発生しました。この地震で徳島県阿南市で最大震度4、徳島市や吉野川市、美馬市、香川県高松市、さぬき市、高知県高知市、香南市、兵庫県洲本市など広い範囲で震度3を観測。愛知県や福井県、山口県でも震度1の揺れとなっています。
徳島県南部を震源とする地震で震度4以上を観測するのは、2015年2月以来7年ぶりです。地震のメカニズムは東西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
今回の地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域に近いものの、異なるメカニズムです。徳島県南部では深さ10~20kmで発生する浅い地震と、深さ40~50kmで発生するやや深い地震があり、今回は後者にあたります。
やや深いタイプの地震は紀伊水道に近いエリアが多く、1940年にはマグニチュード5.7の今回よりも規模の大きな地震が起きました。徳島県内を震源とする被害地震はそれほど多くはなく、備えという観点では南海トラフ巨大地震への対応が重要です。
徳島県南部を震源とする地震で震度4以上を観測するのは、2015年2月以来7年ぶりです。地震のメカニズムは東西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
今回の地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域に近いものの、異なるメカニズムです。徳島県南部では深さ10~20kmで発生する浅い地震と、深さ40~50kmで発生するやや深い地震があり、今回は後者にあたります。
やや深いタイプの地震は紀伊水道に近いエリアが多く、1940年にはマグニチュード5.7の今回よりも規模の大きな地震が起きました。徳島県内を震源とする被害地震はそれほど多くはなく、備えという観点では南海トラフ巨大地震への対応が重要です。
世界:イランの沿岸部でM5.5の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震はありませんでした。最も大きな地震はパプアニューギニア沿岸と、アメリカ・オレゴン州の沖合で発生したマグニチュード5.6の地震です。
日本時間の15日(水)午後にイランの南部のペルシャ湾沿岸を震源とするマグニチュード5.5、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ横ずれ型と解析されています。
震央近くでは改正メルカリ震度階級でVIの揺れがあったとみられますが、市街地からは少し離れていたため目立った被害は出ていません。
この地震が起きる半日ほど前にマグニチュード4.7が発生していました。さらに直前には3回のマグニチュード4後半の地震が起きています。本震の発生後も何度かマグニチュード4クラスの地震がありましたが、日本時間に16日(木)の午後以降は活動が落ち着きました。
イランはユーラシアプレートとアラビアプレートの境界に位置しており、地震の多い国です。大きな地震は内陸部が中心で、ペルシャ湾沿岸の地震は相対的に少ないものの、2013年には今回の地震より北西側を震源とするマグニチュード6.4が発生し、大きな被害に見舞われました。
日本時間の15日(水)午後にイランの南部のペルシャ湾沿岸を震源とするマグニチュード5.5、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ横ずれ型と解析されています。
震央近くでは改正メルカリ震度階級でVIの揺れがあったとみられますが、市街地からは少し離れていたため目立った被害は出ていません。
この地震が起きる半日ほど前にマグニチュード4.7が発生していました。さらに直前には3回のマグニチュード4後半の地震が起きています。本震の発生後も何度かマグニチュード4クラスの地震がありましたが、日本時間に16日(木)の午後以降は活動が落ち着きました。
イランはユーラシアプレートとアラビアプレートの境界に位置しており、地震の多い国です。大きな地震は内陸部が中心で、ペルシャ湾沿岸の地震は相対的に少ないものの、2013年には今回の地震より北西側を震源とするマグニチュード6.4が発生し、大きな被害に見舞われました。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。