facebook line twitter mail

気象庁1か月予報 気温高く蒸し暑い梅雨 暖湿流で大雨も

2022/06/16 15:20 ウェザーニュース

今日16日(木)、気象庁は6月18日から7月17日までの1か月予報を発表しました。

夏の高気圧が一時的に勢力を強めるタイミングがあるため気温は高い傾向で、梅雨期間は蒸し暑い日が多くなります。暖かく湿った空気は雨のもとにもなりますので、大雨への警戒も必要です。梅雨明けは平年より早まる可能性があります。

湿った空気の影響で大雨のおそれ

この先1か月の降水量予想
夏の高気圧が勢力を次第に強め、梅雨前線が日本付近に停滞しやすくなります。広い範囲で梅雨らしい天気の日が多くなる見込みです。

1か月の降水量は湿った空気の影響を受けやすい北日本で平年並みか平年より多く、西日本や東日本は平年並みの予想となっています。西日本、東日本だけでなく、北日本でも大雨のリスクはありますので、油断はできません。

沖縄は6月下旬になると梅雨が明け、本格的な夏が到来します。

梅雨期間も暑い 熱中症への備えはしっかりと

この先1か月の気温予想
梅雨前線の北上とともに日本列島の上空には暖かな空気が流れ込みやすくなります。

全国的に気温は高い傾向が続き、九州から北海道にかけては平年よりも高い予想、沖縄や奄美は平年並みか平年より高い予想です。梅雨の期間ではありますが蒸し暑い日が多く、梅雨の晴れ間のタイミングでは厳しい暑さが想定されます。

西日本は22日(水)頃からの5日間の平均気温が平年よりもかなり高い可能性があるとして、高温に関する早期天候情報を発表しました。

熱中症のリスクが高くなりますので、活動する際の対策に加えて、日々の体調管理も欠かせません。

梅雨明けは平年より早まるか

上空を流れる偏西風は平年よりも北側を流れやすいとみられます。その分、夏の高気圧が日本に勢力を拡大しやすく、梅雨明けは平年より早まる可能性があります。

ただ、7月上旬は上空の気圧の谷の影響も予想されており、それによっては梅雨明けのタイミングは変わってきます。早く梅雨明けしても、その後に戻り梅雨となるようなケースも考えられますので、最新の情報をご確認ください。
» 梅雨入りなど今後の天気傾向
» その他のニュースをアプリで見る