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来週後半は東京でも30℃近くに 熱中症の備え欠かせず

2022/06/10 18:04 ウェザーニュース

週末は梅雨前線が北上し、来週にかけては本州の南岸に停滞する日が多くなります。前線の北上とともに日本付近には暖かな空気が流れ込みやすくなり、来週後半以降は気温が上昇する見込みです。

夏の高気圧が勢力を強める

梅雨前線が北上するのは、夏の太平洋高気圧が日本の南で勢力を広げるためです。それだけ日本の南では夏の空気が蓄えられており、前線の北上とともに日本付近に流れ込みやすくなってきます。

特に来週の後半以降は顕著になり、17日(金)の上空1500mの気温の予想を見ると、+12℃のラインが北陸や東北まで北上し、+15℃のラインは西日本や東日本の太平洋側にかかる見込みです。

これだけ暖かな空気に覆われると、それほど晴れなくても気温が30℃近くまで上昇してかなりの蒸し暑さとなります。

30℃前後まで上がる日が増加

来週にかけての予想最高気温
東京都心や大阪市は、まとまった雨が予想される来週14日(火)や15日(水)に気温の下がるタイミングがあります。東京都心は20℃を少し上回る程度の見込みです。

来週後半以降は連日25℃以上の夏日で、大阪市は18日(土)に30℃予想。東京都心でも30℃に近づく日が増えて暑さが続きます。札幌市でも18日(土)から19日(日)は25℃を上回る予想です。

昨日発表の1か月予報でも6月後半以降は全国的に気温が平年並みか平年より高くなる見込みです。本格的な暑さで熱中症リスクが高まってきますので、十分に注意をしてください。
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熱中症レーダーで暑さ指数をチェック

ウェザーニュースアプリのレーダータブから切り替え可能な「熱中症レーダー」では、熱中症予防の目的でつくられた指標「暑さ指数(WBGT)」をマップで確認できます。
警戒・厳重警戒・危険に加え、「熱中症警戒アラート」レベルの4段階で表示され、その日の熱中症の危険度がひと目でわかります。

24時間先までの予想もご覧いただけるようになるので、勤務先や移動先の予想も確認することができます。
熱中症の危険性が非常に高い予報が出ている場合は、外出を避けて冷房の効いた涼しい室内で過ごすようにするなど、対策にお役立てください。
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