11日(土)になると梅雨前線が北上し、前線上の低気圧が九州の南を通過する予想となっています。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、周辺では雨雲が発達しやすくなる見込みです。

特に低気圧に近い九州南部や種子島・屋久島などは局地的に激しい雨が降って、大雨となるおそれがあるため、土砂災害や河川の増水などに警戒をしてください。

12日(日)には低気圧が関東沖まで進んで、一旦天気の回復する所が多くなります。ただ、週明けの13日(月)以降は再び前線が北上して、その後は本州の南岸にしばらく停滞する見込みです。

このため、西日本から東海にかけては早ければ11日(土)に、遅くても来週早々に梅雨入りする可能性が高くなっています。

ウェザーニュースでは6月下旬から7月上旬が梅雨前線の活動のピークと見ており、広い範囲で大雨のリスクが高まる時期です。梅雨入りがいつもの年より遅れてはいるものの、雨への備えはしっかりと行うようにしてください。
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