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項目ごとで見る健康状態 結果は昨年と同程度〜悪化傾向

2022/06/09 13:59 ウェザーニュース

桜の健康状態を詳しく見るため、「日当たり」、「樹形」、「花の咲き方」、「幹の状態」、「樹皮の状態」、「花数」の6項目に関して調査を行いました。

1.「日当たり」に注目

日あたりについて、「一日中よくあたる」「半日以上あたる」「半日もあたらない」「ほとんどあたらない」の4項目から選択して頂きました。

集計の結果、最も割合の高かった「一日中よくあたる」の割合は、2021年と同じ60%となりました。

2.「樹形」に注目

樹形(樹の立ち姿)について、「自然樹形を保っている」「自然樹形に近い」「樹形が崩れてきている」「自然樹形がほとんど崩れている」の4項目から選択して頂きました。

集計の結果、2013年からの長い目で見ると「自然樹形を保っている」「自然樹形に近い」の割合は減少傾向、「崩れてきている」の割合が増加傾向なことがわかりました。樹形の崩れが出始めているのでしょうか。

3.「花の咲き方」に注目

花の咲き方について、「木全体にまんべんなく花が咲いている」「所々咲いていない枝がある」「特に上部に咲いていない」の3項目から選択して頂きました。

集計の結果、「木全体にまんべんなく花が咲いている」の割合が今までで一番少なく、「特に上部に咲いていない」が今までで一番多い結果となりました。

4.「幹の状態」に注目

幹の状態について、「穴や切られたアト、窪みは無い」「穴や切られたアト、窪みなどが少しある」「穴や切られたアト、窪みなどがかなり目立ち、もしくはキノコが生えている」「大きく切られたり、もしくはキノコが生えている」の4項目から選択して頂きました。

集計の結果、穴や切られたアト、窪み、キノコなどの不健康な状態の回答が7年続けて5割を超えています。
また、「穴や切られたアト、窪みなどがかなり目立ち、もしくはキノコが生えている」「大きく切られたり、もしくはキノコが生えている」の回答を足した割合が昨年に続き10%を超えていて、幹の状態が悪い桜が増えていることがわかります。

健康そうに見える幹でも、キノコが生えているものは中が腐っている可能性があり、専門家による診断が必要になります。

5.「樹皮の状態」に注目

樹皮の状態について、「生き生きしていて光沢がある/盛り上がるような部分があり、縦に割れている」「傷などほとんどない」「苔などが残っていたり、樹皮がはがれてカサカサしている」「苔に覆われた部分が多い。または、樹皮の損傷が激しい」の4項目から選択して頂きました。

集計の結果、「生き生きしていて光沢がある/盛り上がるような部分があり、縦に割れている」の割合が去年より減少し、「苔などが残っていたり、樹皮がはがれてカサカサしている」「苔に覆われた部分が多い。または、樹皮の損傷が激しい」の合計の割合が今までで一番多くなっていました。

苔はあまり害にならないと思われますが、樹皮がはがれてカサカサしていたり損傷が激しい場合、土の中の通気性が悪く、桜の生長が止まっている可能性があります。

6.「花数」に注目

花の数について、「5個以上」「3~4個」「2個」「1個」の4項目から選択して頂きました。

集計の結果、「5個以上」の割合が去年より減少し、「2個」「1個」の合計の割合が2014年以降増加傾向となっていました。

花数が段々と減っている可能性があり、健康状態の悪い桜が増えているのかもしれません。