月別の台風進路:9月以降は台風の動向に注意
台風は高気圧の縁を時計回りに進むため、その進路は夏~秋の太平洋高気圧の動向に左右されます。
今年は、太平洋高気圧が平年よりも北への張り出しが強い予想です。そのため、台風の進路は、7月から8月にかけて沖縄から中国大陸や朝鮮半島へ向かう事が多くなる予想です。ただ、8月は太平洋高気圧の勢力が弱まるタイミングがあり、台風を動かす風が弱くなることで、台風が複雑な進路をとったり動きが遅くなったりしながら日本付近に接近する可能性があります。
9月以降に偏西風が南下してくると、台風は沖縄から本州付近へ向かう事が多くなる見込みで、台風の進路や雨風の影響に注意が必要です。
今年は、太平洋高気圧が平年よりも北への張り出しが強い予想です。そのため、台風の進路は、7月から8月にかけて沖縄から中国大陸や朝鮮半島へ向かう事が多くなる予想です。ただ、8月は太平洋高気圧の勢力が弱まるタイミングがあり、台風を動かす風が弱くなることで、台風が複雑な進路をとったり動きが遅くなったりしながら日本付近に接近する可能性があります。
9月以降に偏西風が南下してくると、台風は沖縄から本州付近へ向かう事が多くなる見込みで、台風の進路や雨風の影響に注意が必要です。
台風発生数:平年より少ない23個前後
今シーズンの台風発生数は、これまでに発生した2個を含めて平年より少ない23個前後の予想です。
ラニーニャ現象が継続することと、負のインド洋ダイポールモード現象が発生することにより、平年より西寄りで海水温が上昇しやすい傾向にあります。このため、南シナ海からフィリピン近海での対流活動が平年に比べてやや活発になります。一方で、平年であれば対流活動が活発なフィリピンの東海上では、対流活動が不活発になります。
このため、台風発生域における全体的な対流活動は平年に比べるとやや不活発になる見込みで、台風の発生数としては平年の25.1個よりも少なくなる予想です。
ラニーニャ現象が継続することと、負のインド洋ダイポールモード現象が発生することにより、平年より西寄りで海水温が上昇しやすい傾向にあります。このため、南シナ海からフィリピン近海での対流活動が平年に比べてやや活発になります。一方で、平年であれば対流活動が活発なフィリピンの東海上では、対流活動が不活発になります。
このため、台風発生域における全体的な対流活動は平年に比べるとやや不活発になる見込みで、台風の発生数としては平年の25.1個よりも少なくなる予想です。