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東北で雨続く 宮城・福島には土砂災害警戒情報発表中

2022/06/07 07:37 ウェザーニュース

今日6月7日(火)も低気圧の影響が続く東日本や東北地方で雨が降っています。特に東北地方の太平洋側では昨日からの雨量がかさんでいて、一部では24時間雨量が150mmを超える大雨となっています。

宮城県や福島県の一部には土砂災害警戒情報が発表され、避難指示の発令されている所もあります。大雨による土砂災害や河川の増水、低地の浸水等に警戒してください。
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24時間雨量が「6月の1位」更新した地点も

24時間降水量
今朝にかけての24時間降水量をみると、低気圧の中心に近かった伊豆諸島や伊豆半島で雨量が多くなったほか、東北地方の太平洋側で100mmを超える雨となった所が多くなっています。福島県の浪江では153mm、宮城県の女川では140.5mmとなっています。

24時間降水量が6月としての記録を更新した地点もあります。福島県南相馬市のアメダス原町では1976年の統計開始からの6月の1位の値を更新したほか、宮城県の名取、加美でも統計期間は20年未満ですが6月の1位の値を更新しています。

これら地域は西日本などの多雨地域と比べると、川の許容流量や地盤の強化状況などが違うため、比較的少ない雨量でも土砂災害や洪水などの被害が発生するおそれがあります。激しい降り方の雨でなくても油断は出来ません。
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夕方にかけ雨続く予報

昨日から雨を降らせていた低気圧は東へ離れるものの、上空の気圧の谷や別の低気圧の影響で雨が続き、夕方にかけては強弱を繰り返して雨が降る予報です。

総雨量がさらに増える可能性があるため、さほど強い雨でなくても油断は出来ません。最新の気象情報や自治体からの避難情報等をよく確認するようにしてください。
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