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<緊急調査>関東のゲリラ雷雨で雹被害 群馬や埼玉、千葉で目立つ

2022/06/04 14:27 ウェザーニュース

2日(木)と3日(金)は関東の広範囲で雹(ひょう)が降り、各地で被害が発生しています。ウェザーニュースが緊急に調査を行った所、群馬県や埼玉県、千葉県で被害が目立っていることがわかりました。

2日(木)は群馬県と埼玉県に被害

上空に流れ込んだ寒気の影響で大気の状態が不安定になり、2日(木)と3日(金)は関東各地でゲリラ雷雨に見舞われました。そこで、ウェザーニュースではアプリ利用者に向けて、雹の影響に関する緊急調査を実施しています。

群馬県南部から埼玉県北部にかけては2日(木)に雹が降って、被害が大きくなりました。雹を降らせた雨雲はウェザーニュースが独自に設置したレーダー観測で、積乱雲の高さが13000m前後まで達したとみられます。埼玉県深谷市ではとうもろこし畑が全滅したとの報告もありました。
» 2日(木)に降った雹

3日(金)は埼玉県南東部から千葉県北西部

雹が降った時間帯の雨雲レーダー
また、3日(金)の雹では埼玉県南東部から千葉県北西部で被害報告が目立ちます。

上空寒気の影響で大気の状態が不安定になったことに加え、南寄りの風と北寄りの風がぶつかり合うシアーラインが明瞭化し、活発な雨雲のラインが形成されました。その中でも最も強い部分が通過した地域と、雹の被害報告が一致しています。

初夏の時期は真夏に比べると地上付近の気温が低いため、雹が降りやすい時期です。関東は週明け以降、しばらくは気温の低い状態が続くため、雹の可能性は低いとみられます。ただ、梅雨の晴れ間のタイミングで寒気が流れ込むようなことがあれば、注意が必要です。
» 詳しい天気をアプリで見る

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