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今年の桜を振り返り 全7項目の結果を発表

2022/06/01 15:28 ウェザーニュース

毎年ウェザーニュースでは、ウェザーリポーターの皆さんと一緒に桜の振り返りソラミッションを行っています。
今回、下記7つの設問の集計結果を発表します。

1、開花の時期は?
2、見頃期間の長さは?
3、お花見行った?
4、今年お花見に何回行った?
5、今年の桜はキレイだった?
6、お花見のタイミングはどうだった?
7、今年のお花見スタイルは?

集計の結果、今年は開花が早かったり、きれいに咲きそろった傾向、見頃のタイミングでお花見を楽しめた方が多かったことなどがわかりました。

1、開花の時期は?

開花の時期について聞いたところ、約半数(48.7%)が「早かった」、約2割(22%)が「遅かった」と回答しました。

エリア別では、九州で6割以上、北海道で8割近くが「早かった」と回答し、他のエリアより開花が早いと感じた方が多くなりました。

一方、「遅かった」という回答が3割以上となった北陸や中国、四国では、平年並〜早い開花だったものの記録的に早い開花だった昨年よりも一週間から10日ほど遅くなったため、開花が遅いと感じた方が多くなったのではないかと考えられます。

2、見頃期間の長さは?

お花見をするのに重要な桜の見頃期間について調べると、全体の結果では「例年通り」という回答が42%と一番多くなりました。

エリアごとの結果を見ると、東北や北陸、甲信では「短かった」という回答が一番多く、実際の見頃シーズンの日数を見ると、福島県や甲信越では5日未満と短かったことがわかります。
■ 見頃シーズンの定義について
9割が開花、3割が満開を迎えた日
※2021年は桜吹雪シーズン(散り始め+葉桜の割合が、満開+もうすぐ満開の桜の割合を上回った日)がない/わからない状態だったのでグレーになっています。

3、お花見行った?

お花見に行ったかどうかの調査も行いました。昨年の同設問では、行ったと回答した人の割合が全体の42%だったのに対し、今年は行ったと回答した人の割合が全体の52%に増加しました。今年はお花見に行った人が昨年より10ポイント増え、半数以上の人が行ったということになります。

4、今年お花見に何回行った?

お花見に行った回数を聞いたところ、昨年は全国平均で1.3回だったのに対し、今年は1.5回に増加しました。

コロナ禍3年目のお花見シーズンとなった今年は、まん延防止等重点措置がすべて解除され、制限を緩和した名所や公園もあり、お花見に行く機会も増えたのではないかと考えられます。

5、今年の桜はキレイだった?

「今年の桜はキレイだった?」と質問した結果、“例年以上にキレイ”と“例年並み”の割合が昨年よりもそれぞれ増加し、きれいな桜を楽しまれた方が多かったようです。

今年は冬にしっかりと気温が下がったことで桜の休眠打破がしっかりと行われた上、開花前後の暖かさで一気に満開を迎えたこと、さらに見頃の期間が長かったことで、美しく咲きそろった桜を楽しめたのではないかと考えられます。

寄せられたコメントでも「見頃や満開の時期が長かった」「卒業式と入学式が桜で彩られた」というものが多くありました。

6、お花見のタイミングはどうだった?

お花見のタイミングを聞いたところ、全体の73.3%が「ばっちり」と回答し、多くの方が見頃の桜を楽しめたようです。

エリアごとで見ると、中国地方では「ばっちり」が8割を超えていました。

7、今年のお花見スタイルは?

「今年のお花見スタイルは?」と質問した結果、“散歩がてら”が最も多く全体の61%、“ドライブ・車窓から”が二番目に多く29%、“家や職場の窓から”が8%、“宴会や旅行”と回答した方は2%で、今年も感染症対策を取りながらのお花見スタイルだったことがわかります。

回答を都道府県別に見てみると、散歩派とドライブ派でエリアの違いが明らかになりました。“散歩がてら”と回答した方が多かったのは、1位が東京都、2位が大阪府、3位が京都府と都市部が上位にランクインしました。

一方、“ドライブ・車窓から”と回答した方が多かったのは、1位が宮崎県、2位が徳島県、3位が青森県となりました。都市部ほど散歩でお花見を楽しむ方が多く、地方ではドライブでお花見を楽しむ方が多かったようです。
桜の振り返りソラミッション7つの設問の集計結果は以上となります。
サポーターの皆さんの回答によって、今年の桜の様子や皆さんのお花見事情を調査することができました。ご参加いただいた方、最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
TOP写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
エレバラスパさん