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梅雨前線は南に離れて停滞 梅雨入りのタイミングは定まらず

2022/05/31 17:54 ウェザーニュース

明日から6月がスタートし、いよいよ梅雨入りが本格的に気になる頃です。ただ、梅雨前線は日本の南海上に離れて停滞しやすい傾向にあり、西日本や東日本の梅雨入りのタイミングは見通しが難しくなっています。

梅雨前線は沖縄〜小笠原付近に停滞する傾向

明日6月1日(水)は梅雨前線がやや北上し、九州に近づくとみられます。ただ、2日(木)になると再び南に離れ、来週にかけては沖縄〜小笠原諸島付近に停滞する予想です。

九州から関東甲信では、少なくともこの先1週間程度は梅雨前線の影響が続くパターンにはならず、梅雨入りする可能性は低めとみられます。
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関東は曇りや雨の日が増えるも別要因

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週間予報を見ると、関東は週末から曇りや雨の日が多く、これだけ見ると梅雨と思われるような予想になっています。

ただ、これは梅雨前線の影響ではありません。日本付近を「寒冷渦」と呼ばれる上空に寒気を伴った低気圧が次々に通過する予想で、関東はこの寒冷渦の影響を受けやすいとみています。

寒冷渦の動きは予測が難しいため、予報の不確実性が高い状況です。それに伴って梅雨前線の動きも変わってくる可能性がありますので、最新の予報をこまめに確認するようにしてください。
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