国内:徳島県北部でM4.2 同クラスの地震は数年に一度程度発生
23日(月)8時20分頃、徳島県北部を震源とするマグニチュード4.2、深さ39kmと推定される地震が発生しました。この地震で徳島県美馬市、つるぎ町、香川県さぬき市で最大震度3、徳島県、香川県のほか岡山県や兵庫県の一部で震度2を観測しています。
徳島県北部を震源とする震度3以上の地震は去年7月以来で、地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。この領域は深さ40km前後のやや深い地震と、10km未満の非常に浅い地震がみられ、数年に一度くらいの頻度でマグニチュード4前後の地震が起きています。
徳島県北部は東西に中央構造線が貫いていて、多くの断層が分布している地域です。今回の震源は中央構造線から南に離れているため、直接的な活動ではないと考えられます。
政府の地震調査推進研究本部は徳島県内における中央構造線(讃岐山脈南縁東部区間)の活動は30年以内にマグニチュード7.7程度の発生確率が1%以下としています。徳島県ではより逼迫していると考えられる南海トラフ巨大地震の影響も大きいと考えられますので、まずはそちらへの備えが重要です。
徳島県北部を震源とする震度3以上の地震は去年7月以来で、地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。この領域は深さ40km前後のやや深い地震と、10km未満の非常に浅い地震がみられ、数年に一度くらいの頻度でマグニチュード4前後の地震が起きています。
徳島県北部は東西に中央構造線が貫いていて、多くの断層が分布している地域です。今回の震源は中央構造線から南に離れているため、直接的な活動ではないと考えられます。
政府の地震調査推進研究本部は徳島県内における中央構造線(讃岐山脈南縁東部区間)の活動は30年以内にマグニチュード7.7程度の発生確率が1%以下としています。徳島県ではより逼迫していると考えられる南海トラフ巨大地震の影響も大きいと考えられますので、まずはそちらへの備えが重要です。
国内:長野県中部で最大震度3 2017年にも近くで発生
27日(金)14時37分頃 長野県中部を震源とするマグニチュード3.3、深さ8kmと推定される地震が発生しました。この地震で長野県筑北村で最大震度3、千曲市や青木村などで震度2を観測しています。
長野県中部は浅い領域で地震が起きやすく、大部分は深さ10km未満で発生したものです。規模は強いものでもマグニチュード5を少し上回る程度ですが、震源が浅いため揺れが大きくなるケースがあります。2017年に今回の震源近くで起きた地震では、マグニチュードが5.3と比較的大きく、震央から少し離れた上田市や大町市などでも震度4の揺れに見舞われました。
規模が比較的小さな地震は発生頻度が高くなりやすく、震度4や場合によっては5弱程度に揺れにつながる可能性があります。高い所のものが落ちやすくないかなど、普段から気をつけるようにしてください。
長野県中部は浅い領域で地震が起きやすく、大部分は深さ10km未満で発生したものです。規模は強いものでもマグニチュード5を少し上回る程度ですが、震源が浅いため揺れが大きくなるケースがあります。2017年に今回の震源近くで起きた地震では、マグニチュードが5.3と比較的大きく、震央から少し離れた上田市や大町市などでも震度4の揺れに見舞われました。
規模が比較的小さな地震は発生頻度が高くなりやすく、震度4や場合によっては5弱程度に揺れにつながる可能性があります。高い所のものが落ちやすくないかなど、普段から気をつけるようにしてください。
世界:ペルー南部でM7.2の地震 震源深く影響は小さい
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しています。最も大きな地震はペルーで発生したマグニチュード7.2です。
日本時間の26日(木)夜に南米・ペルーの南部を震源とするマグニチュード7.2、深さ約218kmと推定される地震が発生しました。規模は大きかったものの、震源が深かったため揺れによる大きな報告はないとみられます。
マグニチュード7.0以上の地震が発生するのは3月31日のニューカレドニアの地震以来で、今年に入って3回目です。去年は5月末の時点でマグニチュード7以上が8回起きていますので、今年は少なくなっています。
南米はナスカプレートが南アメリカプレートの沈み込むことで、プレート境界型の地震が多数発生しています。沿岸部や沖合では浅い地震によって津波を引き起こすことがある一方で、内陸部では今回のような深い震源の地震が目立つ領域です。今月11日にアルゼンチンで発生したマグニチュード6.8の地震も同じタイプになります。
日本時間の26日(木)夜に南米・ペルーの南部を震源とするマグニチュード7.2、深さ約218kmと推定される地震が発生しました。規模は大きかったものの、震源が深かったため揺れによる大きな報告はないとみられます。
マグニチュード7.0以上の地震が発生するのは3月31日のニューカレドニアの地震以来で、今年に入って3回目です。去年は5月末の時点でマグニチュード7以上が8回起きていますので、今年は少なくなっています。
南米はナスカプレートが南アメリカプレートの沈み込むことで、プレート境界型の地震が多数発生しています。沿岸部や沖合では浅い地震によって津波を引き起こすことがある一方で、内陸部では今回のような深い震源の地震が目立つ領域です。今月11日にアルゼンチンで発生したマグニチュード6.8の地震も同じタイプになります。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。