山陰や北陸など日本海側は、高気圧の縁を周って暖かな空気が流れ込んだことに加え、山越えの風によるフェーン現象で気温が上昇しました。また、本州の内陸部でも気温が上がり、15時までの最高気温は富山県富山市で30.3℃、福島県福島市で30.0℃と真夏日を観測しています。沖縄以外で真夏日になるのは、5月6日以来です。

関東でも栃木県佐野市で29.5℃と真夏日に迫った所があり、東京都心でも26.6℃まで上がって、5日ぶりの夏日になりました。全国で25℃以上の夏日を観測したのは昨日を大幅に上回る487地点を数え、900余りのアメダス地点の半数以上を占めています。

明日20日(金)は今日に比べると雲が増える分だけ、気温の上昇は押さえられる見込みです。それでも関東や東北南部など25℃を超える所が多く、東京都心は今日とほぼ同じ26℃、大阪市や仙台市、新潟市なども夏日の予想となっています。

カラッとした暑さから少しムシっとした暑さになって、体感的にはむしろ不快になる可能性もあります。通気性の良い素材の服を選ぶなど、快適に過ごせるような工夫をすると良さそうです。

北海道は日差しが増えても今日とあまり気温は変わらず、比較的過ごしやすい陽気になります。
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