好物はもちろんかつお節?
ヒメマルカツオブシムシの成虫は体長約2.5mm、白と黒褐色のまだら模様が特徴の小さな甲虫です。白い物に誘引され、洗濯物などについて屋内に侵入することがあります。虫ケア用品大手のアース製薬では「今の時期に注意すべき害虫の1つ」と注意を促します。
「人を刺すなどの害を与えることはないのですが、白っぽい衣類や洗濯物、白い花などにつきやすく、気づかずに室内に持ち込んでしまうとやっかいです。羊毛や絹を用いた衣類などに産卵してしまいます。
幼虫は体長約4〜5mm。動物・植物質のどちらも好み、その名の通りかつお節が好物です。ほかに煮干し、小麦などの乾物、衣類や絨毯なども食害します」
「人を刺すなどの害を与えることはないのですが、白っぽい衣類や洗濯物、白い花などにつきやすく、気づかずに室内に持ち込んでしまうとやっかいです。羊毛や絹を用いた衣類などに産卵してしまいます。
幼虫は体長約4〜5mm。動物・植物質のどちらも好み、その名の通りかつお節が好物です。ほかに煮干し、小麦などの乾物、衣類や絨毯なども食害します」
5〜6月に活発化
今の時期は、特にヒメマルカツオブシムシの侵入に注意が必要だといいます。
「1年に1回発生し、幼虫で越冬し翌春3〜4月に蛹化します。5~6月は活発に活動する時期なので、衣類や洗濯物とともに室内に持ち込んでしまいます」
「1年に1回発生し、幼虫で越冬し翌春3〜4月に蛹化します。5~6月は活発に活動する時期なので、衣類や洗濯物とともに室内に持ち込んでしまいます」
ヒメマルカツオブシムシの被害にあわないために
衣類などをヒメマルカツオブシムシから守るためには、どうしたらよいのでしょうか。
「ヒメマルカツオブシムシの卵は乳白色と小さいため、見つけるのは困難です。衣類に産みつけられても気づきにくいものです。
そのため、ヒメマルカツオブシムシを屋内に持ち込まないことが重要です。帰宅時や洗濯物を取り込むとき、小さな虫がついていないか注意しましょう。
衣類をクローゼットや衣類ケースにしまうときは、必ず洗濯やクリーニング、ブラシかけなどで清潔にします。また衣類用防虫剤を使用して防虫対策を徹底しましょう。薬剤の効果が全体に行き渡るよう、衣類をつめすぎないようにします。また、衣類から出る綿ぼこりなどもエサとなるので、こまめに掃除しましょう」
キッチンでも注意したいことがあります。
「かつお節など乾燥食品は、必ず密閉して保管します。ビニール袋などは食い破られることがあるため、プラスチックや金属など固い素材の密閉容器がおすすめです。
なおヒメマルカツオブシムシの幼虫は、毒はありませんが尾に槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる鋭い毛の束を持つので、素手で触らない方がよいでしょう。
見つけた場合は、スプレータイプの殺虫剤で駆除します。とても小さな虫なのでスプレーの勢いで飛んでしまわないよう、少し離れたところから使うのがコツです」
衣類や食品が害されるのは、ぜひとも避けたいものです。しっかり予防しましょう。
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「ヒメマルカツオブシムシの卵は乳白色と小さいため、見つけるのは困難です。衣類に産みつけられても気づきにくいものです。
そのため、ヒメマルカツオブシムシを屋内に持ち込まないことが重要です。帰宅時や洗濯物を取り込むとき、小さな虫がついていないか注意しましょう。
衣類をクローゼットや衣類ケースにしまうときは、必ず洗濯やクリーニング、ブラシかけなどで清潔にします。また衣類用防虫剤を使用して防虫対策を徹底しましょう。薬剤の効果が全体に行き渡るよう、衣類をつめすぎないようにします。また、衣類から出る綿ぼこりなどもエサとなるので、こまめに掃除しましょう」
キッチンでも注意したいことがあります。
「かつお節など乾燥食品は、必ず密閉して保管します。ビニール袋などは食い破られることがあるため、プラスチックや金属など固い素材の密閉容器がおすすめです。
なおヒメマルカツオブシムシの幼虫は、毒はありませんが尾に槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる鋭い毛の束を持つので、素手で触らない方がよいでしょう。
見つけた場合は、スプレータイプの殺虫剤で駆除します。とても小さな虫なのでスプレーの勢いで飛んでしまわないよう、少し離れたところから使うのがコツです」
衣類や食品が害されるのは、ぜひとも避けたいものです。しっかり予防しましょう。
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