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低気圧や前線で気圧変化 頭痛など伴う気象病「天気痛」に注意

2022/05/14 09:38 ウェザーニュース

沖縄や奄美が既に梅雨入りし、今日5月14日(土)のように梅雨前線が本州付近にまで北上する日も増えてきました。本州の梅雨入りもあと半月ほど先に迫って来ています。

今日も前線や低気圧による気圧の変化が作用して、頭痛やめまいなどの体調不良を伴う気象病「天気痛」が起こりやすい状況となっています。
» 天気痛予報

頭痛や倦怠感、めまいなどに注意

耳マッサージの方法
ウェザーニュースの天気痛予報をみると、日本列島の広範囲で「警戒」〜「注意」ランクとなっています。

急速な気圧の降下・上昇だけでなく、微小な気圧変動(微気圧変動)、大気潮汐などによっても、天気痛の症状が悪化しやすいといわれるため、低気圧や前線から離れた地域でも油断は出来ません。

また、昨日までと比べて気温が高く蒸し暑くなっている関東などでは、寒暖差によっても不調を引き起こしやすくなっています。連休明けのストレスなども影響しやすい時期ですので、体調管理に注意してお過ごしください。耳のマッサージなども天気痛軽減におすすめです。
» 関連記事 台風の影響による天気痛を軽減する「耳マッサージ」

天気痛予報を参考に事前の対策を

ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。