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午後から太平洋側は局地的に激しい雨 土砂災害や道路冠水などに警戒

2022/05/13 11:44 ウェザーニュース

今日13日(金)は本州南岸に停滞する梅雨前線や低気圧の影響で、西日本や東日本の太平洋側を中心に本降りの雨になっています。

この後も西日本太平洋側や東海地方では断続的に雨が続き、局地的な大雨に警戒が必要です。

太平洋側では本降りの雨に

梅雨前線や低気圧に伴う雨雲が流れ込み、西日本や東日本太平洋側では広範囲で雨が降っています。午前中は関東や東海の太平洋沿岸で雨が強まり、早朝には静岡県の静岡空港で1時間に20.5mmの強い雨を観測しました。

また、西からは次の大きな雨雲が進んできて、九州の東シナ海側や四国太平洋側などでは本降りの雨となっています。朝のうちは雨雲の隙間に入って雨が止んでいた関西でも、再び雨が降り出しています。
>>最新の雨雲レーダー

西日本太平洋側や東海は大雨警戒

午後は前線上を低気圧が通過し、暖かく湿った空気が流れ込むため雨雲が発達します。

九州南部や四国太平洋側、紀伊半島南部では局地的に雷を伴って、1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。道路の冠水や河川用水路の増水に注意してください。

夕方から夜遅くにかけて静岡県や関東西部、千葉県の房総半島周辺でも雨雲が発達して雨が強まる予想です。1時間に30mmを超える激しい雨になるおそれがあるため、今夜はできるだけ早めに帰宅することをおすすめします。

このあと明日14日(土)9時までの24時間雨量は、静岡県を中心に200mm近くに達する大雨になる予想です。
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一部ではすでに200m超の雨 さらに雨量が増す恐れ

一連の雨の降り出しが早かった西日本の太平洋沿岸部では、これまでの積算雨量も多くなっていて、高知県室戸市の佐喜浜では8時までの48時間雨量は228.5mmに達しています。

午後も断続的に雨が続き、明日14日(土)までの総雨量は300m前後になるおそれもあります。もともと比較的雨の多い地域ではありますが、5月中旬としてはかなりの雨量です。河川増水や土砂災害が発生しやすい状況になっていますので、警戒が必要です。急な斜面や増水している河川にはできるだけ近づかないようにしてください。
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