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ハロに続いて環水平アーク 地平線近くに虹色の帯

2022/05/11 11:39 ウェザーニュース

今日11日(水)は関東などで朝から薄雲が広がり、ハロなどの光学現象が見られています。昼近くなって太陽高度が上がり、環水平アークも現れました。
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地面の近くに伸びる虹色の帯

朝に現れた関東各地のハロは、昼になっても広い範囲で継続中です。また、ハロよりも下の地平線近くには環水平アークの見えている所もあります。

環水平アークは、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。水平に長く伸びる虹の帯となることから、環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。

普段生活している視界の範囲内に現れるため、環天頂アークなどに比べると見つけやすい光学現象と言えます。

北日本でも鮮やかなハロ

北海道札幌市で見られたハロ
また、北海道など北日本にも非常に薄い雲がかかっていて、鮮やかなハロや環天頂アークが出現。札幌市内ではエゾヤマザクラとハロのコラボレーションも見られています。

関東はこのあと、一時的に雲の厚くなるタイミングがあるものの、大きく天気が崩れることはない見込みです。北海道や東北日本海側は午後も晴れて、高い雲がうっすらかかるくらいとなります。

今日は日没にかけて光学現象の見られるチャンスが多くなりそうですので、気軽に空を見上げてみましょう。

※太陽を肉眼で見ると失明などのおそれがあり危険です。直接太陽光を目に入れないよう注意してください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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