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栃木で白虹が出現 ゴールデンウィークの空にかかる白いアーチ

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2022/05/03 07:20 ウェザーニュース

今日3日(火)朝は、高気圧に覆われて穏やかな天気で風の弱いところが多くなりました。

内陸部を中心に霧が発生しているところがあり、栃木県大田原市ではその霧が解消していく中で白いアーチが見られました。これは「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。

日光が霧に反射して発生

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白虹と七色の虹の原理
通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧の粒に反射・散乱して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。また、回折と呼ばれる現象によって太陽の光が曲げられ、その曲げられた光が集中するところが明るく見られることも、白く輝いて見える一因です。

太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。

霧解消の後は気温上昇へ

関東は高気圧に覆われて穏やかな晴天となります。栃木県大田原市では、霧は解消してすっきりとした青空が広がる見込みです。

朝はこの時期としては冷え込み強くなったものの、昼間は20℃近くまで気温が上がる予想です。一日の気温差が非常に大きくなるため、服装で上手に調節して体調を崩さないように注意してください。
>>今いるところの天気・気温

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)たつのこさん

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