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ヤングコーンのヒゲは食べられる? 栄養いっぱいのヤングコーンの魅力

2022/05/10 05:06 ウェザーニュース

これから夏にかけて生のトウモロコシが出回るシーズンを迎えます。その前に、トウモロコシがミニサイズになったような野菜、ヤングコーンが出回ります。このヤングコーンについて、栄養や調理法などを野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

ヤングコーンはトウモロコシの若い実

ヤングコーンとは、その名の通り実が大きくなる前のトウモロコシを若採りしたものだと知っていましたか?

「ヤングコーンはベビーコーンとも言いますが、トウモロコシがまだ小さいうちに実の数を減らし、残した実を大きく育てるために間引かれた若い実のことです。トウモロコシが大きくなって出回るのは6~9月ごろですが、その前に摘果(てきか)作業が行われるため、5~6月に出回るのです。

これからは緑の皮が付いた収穫したての鮮度が良いものが出てきます。大きくなる前なので、芯まで丸ごと食べられて、みずみずしいのが特徴です」(吉田さん)

マンガン、葉酸はトウモロコシより多い!?

これから出回る皮つきのヤングコーンの栄養は、トウモロコシと比べてどうなのでしょうか。

「ヤングコーンはトウモロコシの中でも主にスイートコーンの若い実ですが、トウモロコシ(スイートコーン)と比べると、新陳代謝をよくし、骨を強くする効果があるといわれる『マンガン』、妊娠前後の女性には特に重要とされる『葉酸』はヤングコーンの方が多く含まれています。未熟な分、カロリーも約3分の1、糖質もトウモロコシより低いのです」(吉田さん)

ヒゲ付きならラッキー、おいしく調理

ヤングコーンの栄養を無駄なく摂れる効果的な食べ方を教えてください。

「これから出回る皮付きのヤングコーンの中には、ヒゲがたくさん付いたままのものがあります。ヒゲはトウモロコシのめしべで、絹糸(けんし)と呼ばれます。

トウモロコシが成熟すれば、ヒゲも茶色く枯れたようになりますが、ヤングコーンのヒゲは鮮度が良ければ、その名の通りみずみずしくてまるでシルクのような美しいツヤがあり、おいしく食べることができます。

トウモロコシのヒゲには、カリウム、クエン酸、ポリフェノールの一種のフラボノイドなどが含まれています。漢方では、その薬効に着目し『玉米鬚(ぎょくまいしゅ)』という名で生薬として用いられているほどです。このように漢方でも用いられるほどの栄養素があるので、ヒゲも捨てずにおいしくいただきましょう。

ヤングコーンの栄養素は水溶性のものが多いので、調理法はゆでるのではなくヒゲも一緒にオリーブオイルなどでソテーしたり、皮ごとアルミホイルで包んでグリルで蒸し焼きにするのがおすすめです」(吉田さん)

これからの時季は国産の鮮度のよいヤングコーンが出回ります。絹糸のようなヒゲと一緒においしく調理して、栄養を無駄なく摂りましょう。

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