昨日から今日27日(水)の朝にかけて、日本列島を前線が通過して全国的に雨が降りました。

11時時点の24時間降水量をみると、全国1位は長野県・御嶽山の193.5mmで、御嶽山の4月としては観測史上2位の記録です。この他にも、東北から九州の18地点で4月としては最も多い降水量となりました。

前線はすでに本州南岸まで南下しており、天気は回復傾向です。ただ、これまでに降った雨で東北では河川はん濫注意水位になっていたり、中部や九州の山沿いは土の中の水分量が多くなったりしています。土砂災害など二次災害のおそれがあるため、危険な場所には近づかないようにしてください。

午後は前線が伊豆諸島から南西諸島付近に停滞するようになります。周辺では雨が降りやすく、強まる雨や雷に注意が必要です。

特に、鹿児島県のトカラ列島から奄美群島方面は、暖かく湿った空気の影響で前線の活動が活発になる可能性があります。局地的には1時間に50mmを超える非常に激しい雨となるおそれがあるため、低地の冠水に注意してください。
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