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九州や東海などで大雨のおそれ 激しい雨による道路冠水などに警戒

2022/04/26 09:19 ウェザーニュース

日本海を発達しながら東へ進む低気圧やそこから伸びる前線の影響で、今日26日(火)は九州から東北にかけての広範囲で雨が降る予想です。

湿った空気が流れ込みやすい九州東シナ海側や東海の山沿いなどでは1時間に50mmを超える非常に激しい雨のおそれがあり、道路冠水や大雨による河川・用水路の増水などに警戒してください。

雨雲が発達 激しい雨も

前線を伴う低気圧が発達しながら東へ進んでいます。

今朝は日本海の西部から九州北部にかけて発達した雨雲があり、長崎県対馬にある厳原では、6時30分までの1時間に45.5mmの激しい雨を観測しました。

その他、九州北部や山陰でも雨が強まっていて、7時までの1時間に島根県松江市の鹿島では9.0mm、佐賀県鳥栖市では8.5mmの本降りの雨となっています。
>>最新の雨雲レーダー

多いところでは200mm前後の大雨のおそれ

予想積算降水量 26日(火)9時~27日(水)9時の24時間
低気圧の東進と前線の南下に伴って日本海側から雨のエリアが広がり、夕方には九州から東北にかけての広範囲で本降りの雨になる見込みです。

梅雨時に大雨をもたらす時のような非常に湿った空気が、前線に向かって南西から流れ込んでいるため雨雲が発達しやすくなり、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。地形の影響が加わる九州東シナ海や山口県周辺、高知県の山沿い、紀伊半島の南西斜面、東海の山沿いなどでは総雨量が200mm前後の大雨となり、雨の継続時間によっては局地的にはそれ以上になるおそれがあります。

道路冠水や河川・用水路の増水、土砂災害などに警戒が必要です。

また、低気圧が通過する東北でも、午後からは雨の強まるところがあり、一時的には雷を伴って激しい雨となるおそれがあるので、十分に注意をしてください。
>>大雨影響ピンポイント予測〔会員メニュー〕

北海道は明日、暴風のおそれ

明日27日(水)になると低気圧が発達し、北日本を中心に風が吹き荒れる予想です。特に北海道から東北北部は広い範囲で強風に見舞われ、沿岸部では瞬間的に30m/sを超えるような暴風となるおそれがあります。

関東も前線が通過する今夜から明日朝にかけては、南部の沿岸を中心に風が強まる見込みです。

暴風によって交通機関に乱れが生じたり、飛来物などによる被害が懸念されますので、雨だけではなく風に対してもしっかりと警戒をしてください。
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