facebook line twitter mail

青空に伸びる虹色の帯 長野や北陸で環水平アークが出現

2022/04/25 12:04 ウェザーニュース

長野県や北陸の一部では空の低い所に虹色の帯が出現しました。環水平アークと呼ばれる現象です。

薄雲を構成する氷の粒で太陽の光が屈折

日本付近は高気圧に覆われて晴れている所が多くなっています。北陸から長野県付近は上空の強い風が吹いている影響で、空の高い所にうっすらと雲が広がり、様々な光学現象が出現しました。

長野県千曲市では空を少し見上げた辺りに、ひときわ鮮やかな虹色の帯が見られています。

初夏から秋にかけての昼前後に出現

環水平アークの見えやすいタイミング
環水平アークは太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。

ほぼ水平に長く伸びる虹色の帯となることから、環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。

季節は限られるものの、多くの人々が行動する昼頃に見られることが多く、人の視線に近い所に現れることから比較的目にすることが多い光学現象の一つと言えます。
» 詳しい天気をアプリで見る

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
峯ちびさん