国内:茨城県北部でM5.4 震度5弱以上は今年6回目
19日(火)8時16分頃、茨城県北部を震源とするマグニチュード5.4、深さ93kmと推定される地震が発生しました。当初は福島県中通りが震源とされていましたが、その後の解析で震央が修正され茨城県北部に変更されています。
この地震で茨城県城里町で最大震度5弱、福島県白河市やいわき市、茨城県水戸市、日立市、栃木県宇都宮市、埼玉県久喜市など福島県から関東の広い範囲で震度4を観測しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
国内で震度5弱以上の地震が発生するのは3月18日の岩手県沖の地震以来で、今年6回目です。
この地震で茨城県城里町で最大震度5弱、福島県白河市やいわき市、茨城県水戸市、日立市、栃木県宇都宮市、埼玉県久喜市など福島県から関東の広い範囲で震度4を観測しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
国内で震度5弱以上の地震が発生するのは3月18日の岩手県沖の地震以来で、今年6回目です。
茨城県北部でも地震は多くない領域
関東の中でも有数の地震多発地域である茨城県北部ですが、今回の震源付近はあまり地震が多く発生していません。マグニチュード5を超えるような地震はほとんどなく、1949年に発生したマグニチュード5.2の地震まで遡ります。
今回の震源付近での強い地震はあまり警戒を要するものではないと考えられます。一方で、今回の震源より東の領域は「地震の巣」と呼べるくらい地震が多く発生します。茨城県北部を震源とする地震で震度5弱以上を観測したのは、2001年以降で11回目です。日頃からの備えが必須と言えます。
今回の震源付近での強い地震はあまり警戒を要するものではないと考えられます。一方で、今回の震源より東の領域は「地震の巣」と呼べるくらい地震が多く発生します。茨城県北部を震源とする地震で震度5弱以上を観測したのは、2001年以降で11回目です。日頃からの備えが必須と言えます。
国内:山口県で最大震度3の地震
23日(土)7時46分頃、山口県中部を震源とするマグニチュード4.2、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で山口市や防府市、周南市などで最大震度3、福岡県や大分県の一部でも震度2を観測しています。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
山口県中部は地震が頻発するような地域ではなく、マグニチュード4以上の地震は1997年以来です。その1997年6月25日に起きた地震は今回の震源よりは北の地域ではありましたが、マグニチュード6.6、最大震度5強を観測しています。
今回の地震は山口県内で知られている活断層からは離れた所で発生しています。政府の地震調査研究推進本部による評価では、山口県の沖合に分布する周防灘断層帯の活動が最も懸念されており、今後30年以内にマグニチュード7.6程度の地震が発生する確率は2〜4%とされています。
山口県中部は地震が頻発するような地域ではなく、マグニチュード4以上の地震は1997年以来です。その1997年6月25日に起きた地震は今回の震源よりは北の地域ではありましたが、マグニチュード6.6、最大震度5強を観測しています。
今回の地震は山口県内で知られている活断層からは離れた所で発生しています。政府の地震調査研究推進本部による評価では、山口県の沖合に分布する周防灘断層帯の活動が最も懸念されており、今後30年以内にマグニチュード7.6程度の地震が発生する確率は2〜4%とされています。
世界:中米ニカラグアの沖でM6.7の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しています。最も大きな地震はニカラグア沿岸で発生したマグニチュード6.7です。
日本時間の21日(木)夕方に中米ニカラグア沿岸を震源とするマグニチュード6.7、深さが25kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北東ー南西方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。
地震の規模はやや大きかったものの、震源が陸地から少し離れていたため、揺れによる影響はなく、被害を及ぼすような津波も起きていません。
ニカラグア沿岸はココスプレートとカリブプレートの境界にあたり、プレートの沈み込みに伴う地震がしばしば発生しています。2004年には今回の震源近くでマグニチュード7.0、1992年にはマグニチュード7.7の地震が起きました。1992年の地震では津波が発生し、大きな被害に見舞われています。
日本時間の21日(木)夕方に中米ニカラグア沿岸を震源とするマグニチュード6.7、深さが25kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北東ー南西方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。
地震の規模はやや大きかったものの、震源が陸地から少し離れていたため、揺れによる影響はなく、被害を及ぼすような津波も起きていません。
ニカラグア沿岸はココスプレートとカリブプレートの境界にあたり、プレートの沈み込みに伴う地震がしばしば発生しています。2004年には今回の震源近くでマグニチュード7.0、1992年にはマグニチュード7.7の地震が起きました。1992年の地震では津波が発生し、大きな被害に見舞われています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。