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台風1号は小笠原諸島付近を通過 明日は天気回復の本州も高波注意

2022/04/15 15:57 ウェザーニュース

大型で強い勢力の台風1号(マラカス)は、4月15日(金)16時の推定で小笠原諸島・父島の北北西の海上を北北東に進んでいるとみられます。

父島への最接近は気圧が最も低くなった14時過ぎで、現在は遠ざかりつつあります。ただ、引き続き暴風域に入っており、夕方にかけては吹き返しの風に警戒が必要です。

▼台風1号 4月15日(金)16時推定
 中心位置   父島の北北西約120km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北北東 40 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
>>最新の台風1号情報

本州は3mを超える高波に注意

16日(土)午後の波の予想
台風1号は本州から離れて進むものの、一時的に非常に強い勢力まで発達したこともあり、周辺で発生した高波やうねりの影響が出る見込みです。

明日16日(土)午後は東北から千葉にかけての太平洋沿岸で3~4mの高波が予想され、北海道や関東以西の太平洋側でも2~3mに達する所があります。

天気は回復するものの、波やうねりの高い状態は続きますので、釣りなどのマリンレジャーはできるだけ控えるようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「マラカス (Malakas)」はフィリピンが提案した名称で、「強い」を意味する言葉からとられています。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構