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台風1号が小笠原近海を北東進 本州でも気圧変化で「天気痛」に注意

2022/04/15 11:49 ウェザーニュース

4月15日(金)10時現在、大型で強い台風1号は中心気圧965hPa、中心付近の最大風速40m/sの勢力で小笠原近海を進んでいます。

台風から離れた本州にも気圧の変化が届いていて、気圧変化に伴う頭痛やめまいなどの体調不良が起こりやすい状況となっています。

頭痛や倦怠感、めまいなどに注意

耳マッサージの方法
ウェザーニュースの天気痛予報をみると、日本列島の広範囲で「警戒」〜「注意」ランクとなっています。

急速な気圧の降下・上昇だけでなく、微小な気圧変動(微気圧変動)、大気潮汐などによっても、天気痛の症状が悪化しやすいといわれるため、台風から離れた地域でも油断は出来ません。

また、一昨日までと比べて気温差が大きく下がっている関東などでは寒暖差によっても不調を引き起こしやすくなっています。新年度の環境変化でのストレスなど影響しやすい時期ですので、体調管理に注意してお過ごしください。耳のマッサージなども天気痛軽減におすすめです。
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天気痛予報を参考に事前の対策を

ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。