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大型で強い台風1号 昼頃に小笠原諸島へ最接近 暴風雨に厳重警戒

2022/04/15 09:45 ウェザーニュース

台風1号(マラカス)は、4月15日(金)7時には大型で強い勢力となり、小笠原諸島・父島の南南西の海上を北北東に進んでいます。

若干勢力を弱め、非常に強い勢力ではなくなったものの、今日の昼頃には強い勢力を保ったまま小笠原諸島に最接近する予想です。小笠原諸島では暴風雨や高波に厳重に警戒をしてください。

▼台風1号 4月15日(金)7時推定
 中心位置   父島の南南西約250km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北北東 35 km/h
 中心気圧   955 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
>>最新の台風1号情報

暴風雨に警戒 外出危険な状況に

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小笠原諸島は台風1号の強風域に入っており、風が強まっています。6時36分には29.8m/sの最大瞬間風速を観測しました。この強い風の影響で、父島と母島を結ぶフェリーの欠航が決まっていたり、停電が発生するなど、すでに影響が出始めています。7時現在、大雨警報や暴風警報、波浪警報が発表されています。

台風はこのあとも北上を続け、強い勢力を保ったまま小笠原諸島近海を通過する予想です。父島や母島には今日の昼前後に台風の中心が最接近する予想ですが、今回の台風は中心付近の東〜北側で特に雨雲が発達しているため、今はさほど雨が強まっていないものの、このあと台風が接近するにつれて急激に雨が強まるおそれがあり、中心が通過する昼頃までが荒天のピークになるとみています。

瞬間的には50m/s近い猛烈な暴風が吹き荒れ、総雨量が200mmを超えるような大雨が予想されます。海上はうねりを伴った猛烈なシケとなることに加えて、台風の中心が近づく際は高潮発生の危険もあります。不要な外出は控え、屋内でも飛来物のおそれがあるため、窓からは離れて安全な場所で過ごすようにしてください。
>>雨風の強まる時間帯を確認〔会員メニュー〕

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「マラカス (Malakas)」はフィリピンが提案した名称で、「強い」を意味する言葉からとられています。
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動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)dolphinさん