副虹(ダブルレインボー)
画像を見ると、きれいなアーチ状の虹の外側に、ウッスラともう一本虹を見ることができます。よく見てみると、ハッキリと見える主虹と薄く見える副虹では、色の並び順が異なっています。これは水滴での反射の仕方が少し違うためです。
副虹はなかなかお目にかかれませんが、見かけたら、ぜひ2つの色の並び方にも注目してみてください。
副虹はなかなかお目にかかれませんが、見かけたら、ぜひ2つの色の並び方にも注目してみてください。
普通の虹よりレア度倍増な「白虹」
虹といえば、先程紹介したようなきれいな色の並びが目をひきますが、中には真っ白な虹もあるんです。
それは、小さな水滴が多いところでできやすい「白虹(しろにじ)」もしくは「霧虹(きりにじ)」と呼ばれるもの。
通常の虹は、太陽の光が雨(空気中の水滴)に反射して見られるのに対し、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいため、プリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されます。このため白く輝くのです。
それは、小さな水滴が多いところでできやすい「白虹(しろにじ)」もしくは「霧虹(きりにじ)」と呼ばれるもの。
通常の虹は、太陽の光が雨(空気中の水滴)に反射して見られるのに対し、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいため、プリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されます。このため白く輝くのです。
空を見上げると意外と見られる「ハロ」
太陽の周りにボンヤリと光の輪が現れる「ハロ」。その多くが天気下り坂のサインとなるため、ちょっと残念な気もしますが…美しい虹色の輪からは神秘的な雰囲気を感じますね。
ハロの周辺も要チェック!
ハロと同じく、こちらも天気下り坂のサインと言われている「アーク」。
高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶がプリズムの役割をして、太陽の光が屈折して色が分かれて、虹色の輝きが現れます。このアークには、下記のような様々な種類があります。
高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶がプリズムの役割をして、太陽の光が屈折して色が分かれて、虹色の輝きが現れます。このアークには、下記のような様々な種類があります。
・環天頂アーク
・上部ラテラルアーク
・下部ラテラルアーク
・パリーアーク
・タンジェントアーク
・環水平アーク
……などなど
下部ラテラルアークは、1年で1度見られるかどうかというレアな光学現象といわれています。このほかにもたくさんの種類の虹色現象があります!ハロが出現した日は、周りにアークもないかな?なんて上の図と照らしあわせながらぜひ探してみてください。
・上部ラテラルアーク
・下部ラテラルアーク
・パリーアーク
・タンジェントアーク
・環水平アーク
……などなど
下部ラテラルアークは、1年で1度見られるかどうかというレアな光学現象といわれています。このほかにもたくさんの種類の虹色現象があります!ハロが出現した日は、周りにアークもないかな?なんて上の図と照らしあわせながらぜひ探してみてください。
白い雲が虹色に?「彩雲」
彩雲は、太陽の光が雲の粒で回折を起こすことで分光し、鮮やかな虹色となって雲を彩ります。普段は白いはずの雲が、柔らかな虹色グラデーションになっているのも素敵です。
こんなレア現象があふれているからこそ、空の観察はやめられませんね。暖かなこれからの季節、皆さんもお散歩をする際に空を見上げてみてください。
こんなレア現象があふれているからこそ、空の観察はやめられませんね。暖かなこれからの季節、皆さんもお散歩をする際に空を見上げてみてください。
おさらい七十二候
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けた24の期間を「二十四節気」といいます。そしてこれをさらに初候、次候、末候の5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。
二十四節気と七十二候は、その日だけではなく、二十四節気であれば15日間、七十二候であれば5日間の期間も指しています。
次回は、「穀雨の初候、葭始生(あしはじめてしょうず)」です。
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二十四節気と七十二候は、その日だけではなく、二十四節気であれば15日間、七十二候であれば5日間の期間も指しています。
次回は、「穀雨の初候、葭始生(あしはじめてしょうず)」です。
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