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春にぴったり!お花のフルーツサンドの作り方

2022/04/15 10:33 ウェザーニュース

「萌え断」「断面にうっとり」と、フルーツサンドが人気です。美味しく、そして映えるフルーツサンドを作るコツを料理研究家の町山千保さんに教えていただきます。

家で作るときのポイントは?

新鮮なフルーツとたっぷりの生クリームを使った贅沢なフルーツサンド。今回はイチゴとキウイとミカンを花や葉っぱに見立てた作り方を教えてもらいました。家でもきれいな断面に仕上げられるものなのでしょうか。

「手順通りに作れば意外に簡単です。きれいな断面のために、まず気をつけたいのは、温度管理と水分です。これは美味しさのポイントでもあります。そして、カットする前に冷蔵庫でしっかり冷やします」(町山さん)

フルーツサンドの作り方

▼材料
食パン(8枚切り):4枚、キウイ:1個、イチゴ:1粒、ミカン(小):1個、生クリーム:200ml、砂糖:15g

▼準備するもの
ボウル、泡立て器、氷水、キッチンペーパー、ラップ、よく切れる包丁、お湯

【下準備:フルーツをカット】


▼イチゴ
洗ってからヘタを取り、チューリップの形になるよう先端の2箇所をV字にカットする。

▼ミカン
皮をむいてから白い筋を取り除く。

▼キウイ
両端を切り落としてから皮を剥いて、縦半分に切る。半分に切ったうちの一つを扇型で4等分に切る。もう半分は4等分の縦切りにする。

「水気をきちんととるのが、美味しくきれいに仕上げるポイントです。切り終わったフルーツは、キッチンペーパーなどで表面の水分を取っておきましょう」(町山さん)

【作り方】


(1)生クリームを泡立てる
ボウルに生クリームと砂糖を入れて、冷やしながら泡立てる。八分立てにしたら、一旦、冷蔵庫に入れて冷やしておく。
ボールの底に氷水を当てて冷やしながら泡立てる
「クリームがゆるいと上手にカットできないので、すくったときにクリームが落ちず、角が立つくらいが目安です。泡立て過ぎると分離するので注意しましょう」(町山さん)

(2)パンの耳を切る
パンの耳を切り落としておく。
パンの耳を落とす
(3)パンに挟む
大きめに広げたラップにパンを置き、全体にホイップクリームを塗る。断面が花の形になるようイメージしてフルーツを並べ、クリームで固定する。断面に出ない部分にもフルーツをのせて、間をクリームで埋めてパンで挟む。
(4)冷蔵庫で冷やす
ラップできっちり包み、冷蔵庫で1時間以上冷やす。

「パンとクリームが落ち着いて、カットしやすくなります。ラップはカットするときにパンがずれるのも防ぐので、1つずつきちんと包みます。どこを切るか油性ペンで印をつけておきましょう」(町山さん)
切るときに間違えないようラップで包んだらカットする方向に印をつけておく
(5)カットしたら出来上がり
包丁は事前にお湯で濡らして温めてから、キッチンペーパーで水分を拭き取る。冷蔵庫からフルーツサンドを出して、カットする。ラップを外して出来上がり。

「カットが最大の山場です。皿などすべて準備してから、フルーツサンドを冷蔵庫から出します。

一気に切ろうとすると、フルーツが押されてズレやすいかもしれません。手のひらでパンを優しく支え、包丁を小刻みに動かすと上手く切れます。

一度カットしたらクリームがつくので、その都度きれいに拭き取りましょう。パン切り包丁でカットするのがオススメですが、なければ家で一番よく切れる包丁を選んでください」(町山さん)

今回のレシピは、フルーツを楽しむために、甘みは控えめにしているそうです。

砂糖の量は好みで調整しましょう。甘い生クリームが苦手な場合は、生クリームの1/3〜半量を水切りヨーグルトに変えると軽めのクリームになり食べ飽きないです。

今回紹介したフルーツ以外にも、ブドウやパイナップルやバナナなど、お好みのフルーツでカラフルな花のサンドイッチが楽しめます。基本の作り方は同じなので、ぜひチャレンジしてみてください」(町山さん)

春爛漫、人気のフルーツサンドで気分を盛り上げましょう。
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